勝俣 翔貴選手 (東海大菅生)

勝俣 翔貴

球歴:東海大菅生

都道府県:東京

ポジション:一塁手, 投手, 三塁手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年5月23日)  まずドラフト候補に挙がり、4番ファーストで先発出場した勝俣 翔貴(3年)の打撃を振り返っていく。この2試合で2安打2打点と安打はすべて打点に絡むなど、結果としてみれば勝負強いという印象を受けるかもしれない。安打2本というのは、落ちる球を拾っての安打と打球が上がりすぎてのポテン安打と、綺麗な安打ではない。また凡退した姿を見ると、不調のように感じる。今日の勝俣は全体的にボールを捉えきることができず、ストレートにも差し込まれ気味で、しっかりと芯で捉えた打球がなかったのだ。  スイング自体は鋭い。実に恐怖感がある。芯で捉えれば、あっという間にスタンドにもっていくだろう。昨秋からそんな本塁打を何度も見ている。体のキレも鈍いわけではない。だが打ちに行くときに首を傾げて打ちにいく癖があるのか、ミスショットが多いのだ。勝俣は縦のスイングで振りにいきすぎる傾向がある。確かにこのスイング軌道で捉えれば、打球は高く上がりやすい。  しかし確実性が低く、安打量産が難しい。プロでも長打が打てる左打者は、状況に応じてレベルスイングになったり、アッパースイングになったりと上手く使い分けている。また目線のブレも小さい。  もう一度、ブレを小さくして、的確にボールを捉える形を作り上げることが課題になりそうだ。相手チームにとって怖いのは常に安打ができて、要所で一発を打てること。常に恐怖感を与え続ける打撃を夏へ向けて完成させることができるか。  新たな収穫として、一塁手の守備は実に上手いこと。グラブさばき、球際の強さ、守備範囲の広さは中々であった。
更新日時:2015.05.25

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です