百合 泰祐選手 (桐朋)

百合 泰祐

球歴:桐朋

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

短評

試合レポートから抜粋  身長177cm、体重76kgの体格を巧みに操り、スムーズかつ滑らかな投球フォーム。そして鋭く縦に振り下ろされる右腕からは最速140キロを超える鋭く強いストレート。そしてカーブと縦のを中心にピッチングを展開し、三振の山を築いて付け入る隙を与えない。  打線は中盤以降、都立目黒の右サイドハンドのエース・伊藤匠郎の前に打ちあぐねるも、9回に代打の加藤翼と5番・原のタイムリーでダメ押しの2点を奪って勝負あり。最後も百合は三者凡退で都立目黒を抑えて、7対1で桐朋が勝利した。  今日のゲームは何といっても桐朋のエース・百合のピッチングだろう。5回3分の2を投げて被安打1、与四死球2、奪三振12と圧巻の内容だった。  試合後に話を伺うと、「6回にストレートを左中間にはじき返されましたが、都立目黒打線は速いストレートにも対応できていて、甘く入ると低い打球で間を抜かれる印象をもっていました。なので、変化球中心のピッチングをするつもりでブルペンで準備していました。」と相手打線のイメージを語る。  その上で、「変化球、特に縦のスライダーの変化がバラバラでした。一定のフォームで投げ込むことができなったこと。そしてリリースの時に手首の角度が一定でなかったことで、コントロールにバラツキがあったと思います。」と冷静に自身のフォームを分析した。  それでも17個のアウトのうち、12個を三振にまとめる百合の投球はかなりのモノである。その証拠に本人曰く、ストレートの回転数は2400ほどあるそうで、質の高いストレートを投げ込むセンスを持ち合わせている。都大会でもその能力を存分に発揮した投球に注目が集まる。  そんな注目の百合は、「チームには力があるはずなので、自分たちのパフォーマンスができるようにしたいです。」と都大会へ意気込みを語った。  そして田中隆文監督は、「(百合は)本来はもっとまとまりある投手なのですが、今日はボールが多かったので、このままだと夏は投げ切れないですね。」と評価した。たしかに5回3分の2を投げて97球は少し多く、百合が夏に活躍するためのポイントとなってくるだろう。
更新日時:2019.06.15

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