岡田 幸大選手

岡田 幸大

球歴:

ポジション:投手

身長:180.0 cm

体重:90.0 kg

学年:卒業

寸評

慶応義塾のスラッガー谷田 成吾。すでに高校通算本塁打は69本に到達したといわれる。高校通算本塁打数は高卒プロ級のインパクトがあるが、慶応大に進学するのが確実視されている逸材。コアなファンが集う神奈川の高校野球ファンの間ではそのインパクトと長打力を強烈に印象付けたと思っているが、さて全国の舞台、あるいはプロの舞台でもそのインパクトを与えることができるのか注目される。 (打撃) 春季大会・桐光学園戦でバックスクリーン横に飛び込むホームランを放った谷田。その打球の速さ、弾道の高さは並みの高校生ではないと思わせるものを感じさせる。特に甘く入った直球は見逃さない鋭さは魅力的だ。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを体の近くに置いてバットを立てて構えている。強打者と騒がれる選手としては実にコンパクトな構え方をしており、やや脇をしめて構えているので、硬さを感じる構えにも見えるが、レベルの高い投手にいち早く対応するために無駄な動作を省いたように感じる。投手の足が下りたところから始動を仕掛ける。トップの動作を見ていくと深く取っていく。大きくバックスイングをしてその反動を活かして飛ばす打者である。ややグリップが入りすぎるのが気になる点。スイング自体は鋭く、打球は鋭さがある。ツボに入ればバックスクリーンにも飛び込んでホームランにさせるパワーはあるが、個人的には左中間、右中間に打ち分ける中距離打者タイプと位置付けている。打撃面では大きな欠点は見られず、木製バットには上手く順応していけるタイプではないだろうか。 (守備・走塁) 塁間タイムは4.4秒前後と左打者としてはあまり早いタイムではない。走力があまりないのはマイナスポイント。 ファースト・サードを守ってきて今はライトを守っている。打球の反応・追い方を見ると特別上手い選手ではないように感じる。地肩の強さはドラフト候補ということもあって強いところを見せたが、圧倒的というほどではない。走塁・守備のレベルは高校生としても平均的で特別際立った選手ではない。
更新日時:2011.05.23

将来の可能性

打撃面はまだ荒かった1年夏の頃よりもだいぶコンパクトになり確実性が高まってきたし、持ち前の長打力を遺憾なく発揮される場面が多くなった。最後の夏で今まで以上の猛打を見せられるのか興味深い。  慶応義塾は東海大相模と比べると守備・走塁の指導はそれほど徹底されていない。その土壌からなのか、走塁・守備のレベルが高くない点が引っ掛かった。スラッガータイプの選手には同じことを指摘するのだが、上のレベルほど守備の重要度は高まるし、守備には波がないのでその意識を高めるといいだろう。慶応大学の江藤監督は打撃面のみならず守備面でも確固たる考え方の持ち主であると評価しているので、元プロというカリスマ力のある江藤氏から守備の考え方を改められるのは間違いない。そして打撃面は大きな欠点はないし、徹底とした練習量によって打線を作り上げていく土壌にあるチームにあるので、その環境に慣れればぐっと伸びることを予感させる選手。体格としては十分にスケール感を感じさせるし、大学4年間でスラッガーの階段を上っていく過程を見るのも面白いだろう。
更新日時:2011.05.23

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