第122回 済美高等学校 安樂 智大 投手2013年01月01日

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 2013年以降の高校野球界を席巻するのは恐らくこの右腕・安樂 智大(あんらく・ともひろ)投手だろう。
 松山クラブボーイズから野球王国愛媛の復権と、高卒でのプロ入りを期して上甲正典監督率いる済美高校に入学すると、1年夏にして148キロ、秋には152キロ。スピードガンが日本に定着化した以降、空前の勢いでストレートの最速値を伸ばしている。

 そんな怪物・安樂投手が今、2013年へ向かって思い描くこととは…。
 ベスト4に進んだ秋季四国大会が終わって改めて、自身の現在地と未来予想図を大いに語ってもらった。

【目次】
[1]4強入り四国大会を振り返る
[2]自慢の縦スライダーの習得法
[3]152キロを出せるフォームのポイント

4強入り四国大会を振り返る

済美 安樂智大投手

――まずは、この秋を振り返ってみて、感じた収穫と課題から教えてください。

安樂智大(以下「安樂」) もちろん、よかった点も出たんですが、課題が多くみつかったとは感じています。特に7回から9回にかけての3イニングで点を取られていることが多かったことは課題ですね。
 そこを直していかないと勝ちに結び付かないのは(9回4点を失い逆転サヨナラ負けした)四国大会準決勝の鳴門戦で改めて分かったので、最終回を含めた粘りのピッチングが自分には必要だと感じました。

――では、収穫はどの辺りですか?

安樂 三振の数が増えたこと(※)は自分が成長した点かなと感じます。あとはピンチになった時の失点が夏に比べて減ったことも大きかったと思います。
(※秋季愛媛大会50回で65奪三振、三振奪取率11.7。秋季四国大会17回3分の1回で22奪三振、三振奪取率11.4。2大会計67回3分の1回で87奪三振、三振奪取率11.6)

 

――そこには心と技術的な裏付けの両面があると思うのですが。

安樂 そうですね。この秋はエースナンバーを付けて臨む大会ということもあったし、みんなで甲子園に行きたい思いをもっていました。これは高校入学当初から(上甲正典)監督さんに言われていたことでもあるんですが、『自分の右腕で甲子園に連れていく』気持ちが、この秋は特に強かったと思います。
 自分は1年生ですけどマウンドに上がった以上、チームを引っ張る気持ちに学年は関係ないと思っています。また、その気持ちを持てたことが今回は大きかったと思っています。

――技術的な部分での裏付けはありますか?

安樂 夏に比べて変化球でカウントや三振が取れたことが大きかったですね。ただ、自分の目指すのは真っ直ぐで押せるピッチャーなので、そのために変化球を大事にする一方で、真っ直ぐの質を上げることにも取り組んでいきたいと思います。

【次のページ】 先輩・自慢の縦スライダーの習得法

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プロフィール

安楽 智大
安樂 智大 (あんらく・ともひろ)
  • 済美
  • ポジション:投手
  • 身長体重:186cm・87kg
  • タイプ:右投左打
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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