田中将大選手が野球教室に参加!小学生からたくさんの質問が飛び交う!
大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が小学生を対象とした野球教室に1月に参加した際に、質問コーナーでは、小学生たちから多くの質問を受けた。田中選手は質問の一つ一つに丁寧に回答。参加した小学生たちは、普段聞くことの出来ない田中選手の話に目を輝かせ、大きな盛り上がりを見せた。今回はその様子を動画と一問一答で紹介していきたい。
小学生からたくさんの質問が飛び交う
小学生とふれあう田中将大選手
―― スプリットはどうやって投げるんですか
田中将大選手(以下、田中) まだ年齢的に投げない方がいいんじゃない?でも握りは全然教えますよ。
ボールの縫い目が縦に見えるところで、人差し指を縫い目にかけて、中指は縫い目の外側に、親指は下の縫い目に乗せる。こうやって投げます。
―― 肘や肩に負担のかからない投げ方はどうしたらいいですか?
田中 ここで言うの難しいなぁ。う~ん、ここで軽いこと言えないなぁ。
負担がかからない腕の場所はあるけど、肘の位置だけじゃなくて足腰の問題もあるし、投げ初めから、すべてが投げることに繋がってきます。その中でストレスのかからない場所を探して、普段からキャッチボールをしていけばいいと思います。
―― 小学生の時はどんな自主練をしていましたか?
田中 当時は、走る、素振りする、壁当てする、それくらいでした。
走るのは得意じゃなかったので、走ることはやらなかったですけど、よく壁当てはしてましたね。壁に自分でストライクゾーンを作って、よくボール投げて遊んでいましたね。
―― マウンドに立っているときは、どんなことを考えていますか。
田中 相手をどう抑えるかを考えていますね。
1番は一球一球、自分のベストを投げる。例えばアウトコースに投げると決めて、キャッチャーに頷いたのであれば、自分の持てるボールをしっかりと、相手に向かって投げていくことが大事だと思います。
―― 登板する日の試合前の気持ちはどんな感じですか
田中 投げる日、投げない日、関係なくいつも通り過ごして、試合がいよいよ始まりますっていうときに、ウォーミングアップからどんどん気持ちが高まっていく感じですね。基本的には、投げない日と違わないようにしています。試合の日だから極度に緊張したり、話しかけないでくれとか、ピリピリした雰囲気も作ってもないですね。
初めは硬い表情を浮かべていた小学生達も、時間が経つにつれて徐々に笑顔が見られるようになり、質問コーナーではなかなか聞くことことが出来ないような質問が多く飛び出し、大きな盛り上がりを見せた。
最後に田中将大選手は、「ぼくは小学校高学年くらいの頃にプロ野球選手になりたいと思い、その目標を追い続けました。みなさんもきっと、目標に向かって努力を続けたことを『よかった』と振り返れるときがくると思います」と小学生に語り、目標を持って努力することの重要性を力説。
小学生は真剣な眼差しで、田中選手の話に耳を傾けた。