第629回 小園 海斗(報徳学園2年・遊撃手)生粋の野球小僧、報徳学園で戦う男に【前編】2018年01月01日

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【目次】
[1]中学時代の悔しさが、高校での次なる目標へ
[2]報徳学園で学んだ「戦術的走攻守」

[3]「永田先生のために」勝ち進んだセンバツ


 センバツは第90回、夏の選手権は第100回大会を迎えるなど、高校野球にとって節目の2018年。加えて新3年生となる世代は2000年生まれが大半を占める、いわゆる「ミレニアム世代」。すべてにおいて記念すべき一年を飾るべく、全国各地で逸材たちが活躍の助走に入ろうとしている。
 そこで今回はそのトップレベルプレイヤーたちを徹底インタビュー。今回登場して戴くのは2016年・WBSC U-18ワールドカップでも躍動した報徳学園の遊撃手・小園 海斗である。
 50メートル走5秒8・遠投110メートル・高校通算27本塁打と走攻守に世代トップレベルの実力を持つ彼。では、そのベースにあるものとは?前編では野球を始めたころから、報徳学園だからこそ学んだこと。そしてベスト4に進んで2017年センバツについて語って頂きます。

小園 海斗(報徳学園2年・遊撃手)生粋の野球小僧、報徳学園で戦う男に【前編】

中学時代の悔しさが、高校での次なる目標へ



小園海斗(報徳学園)

――まずは、野球を始めたきっかけから教えて頂けますか?
小園 海斗選手(以下、小園) 幼稚園年中の時に、祖父と一緒に阪神甲子園球場で「阪神vs巨人」の試合を観に行ったんです。そこで大きな甲子園の雰囲気を感じて「野球をしたいな」と思って。幼稚園年長の時に体験入部で硬式野球の宝塚リトルリーグに行かしてもらって、そのまま入団しました。

――最初はどのポジションでしたか?
小園 最初はセンターでした。実は当時は右打者だったんです。ただ、脚が速かったことから宝塚市立逆瀬台小小2年生の時、コーチに「左打ちに変えてみろ」と言われて、そこから右投左打になりました。宝塚市立光ケ丘中1年の時はリトルリーグの全国大会にも出させてもらいました。

――そこから大阪の名門・枚方ボーイズに進むわけですが、地元の兵庫県宝塚市から離れたチームをどうして選んだのですか?
小園 リトルリーグは中学1年の夏まであったので、その後に強いチームでプレーしたいと思った時に、枚方ボーイズの選択肢になりました。体験入部したらすごくいい選手も多かったので、その夜、当時の鍛冶舎さん(巧監督・前:秀岳館高監督)から電話を頂いた時に即決で入団を決めたんです。

――枚方ボーイズで学んだことはどんなことがありますか?
小園 すごくレベルの高い野球ができました。幸いにも僕は入団後すぐに遊撃手で試合も出させて頂きましたし、卒団までに4回も全国大会を経験できました。うち春と夏に一度ずつボーイズの全国大会で優勝できたことが大きかったです。
 そして枚方ボーイズのチームカラーはアグレッシブさ。チームの目標は「スピード&パワー」だったので、「圧倒的な力で勝つ」という自分のプレースタイルをここで確立できました。

――3年秋には侍ジャパンU-15代表にも選ばれて、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催された「U-15アジアチャレンジマッチ2015」にも参加しました。「日本代表」という肩書をを背負って、国際大会で得たものも大きかったと思います。
小園 当時の代表はジャイアンツカップ(全日本中学野球選手権大会)参加選手から選ばれたのですがすが、まさか大会1回戦負けだった僕が選ばれるとは思ってなかったんです。でも、いいメンバーで日本の代表ユニフォームを着て、日本とは違う球質の投球や打球を体感できたことはよかったです。
 その反面、全く打てなかった(大会4試合で13打数4安打3打点も最終戦のチャイニーズ・タイペイ戦は4打数無安打)悔しさがあったので、「高校の舞台でも侍ジャパンU-18代表に選ばれる」という目標もここでできました。

――ということは、侍ジャパンU-15での経験は小園選手にとっても大きなターニングポイントになったわけですね?
小園 そうなんです。技術的にもこの時に学んだことが、2017年の「WBSC U-18ワールドカップ」で活きました。
 U-15当時の自分は外角中心の投球を打てなかったので、U-18の時ははじめから外角へのボールに狙いを定めていました。それが金属バットから木製バットに変わっても対応できた(9試合で37打数14安打5打点2盗塁・打率.378)要因だと思っています。

【次のページ】 報徳学園で学んだ「戦術的走攻守」

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プロフィール

小園海斗
小園海斗(こぞの かいと)
  • ポジション:遊撃手
  • 身長:178センチ76キロ
  • タイプ:右投げ左打ち
  • ■選手名鑑
    小園 海斗
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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