第515回 横浜DeNAベイスターズ 石田 健大投手(広島工出身)「ボールを使わずにコントロールを伸ばす」【前編】2017年03月28日

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【目次】
[1]身体の動きを自分自身で把握できているか
[2]ボールを使わずコントロールを伸ばす3つの方法
[3]腕の振り、内角ストレートへの応用

 3月31日に開幕する今シーズンのプロ野球。横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督は、早々に開幕投手として石田 健大投手を指名した。今回は、そんな石田投手の制球力に注目。プロ野球の第一線で活躍するその源には、とても当たり前で、でもじつはとても難しい基本とそこから派生する応用があった。

身体の動きを自分自身で把握できているか

石田 健大投手(横浜DeNAベイスターズ)

 プロ3年目にして開幕投手という大役。プロ2年目の昨シーズン、1年間先発ローテーションを守り「チームで一番安定している投手」と評価を受けた石田投手。その安定性は、キレのよいボールをコーナーに投げ分ける抜群のコントロールによって支えられている。

――もともとコントロールには自信があったのでしょうか。

石田:どちらかといったらそうかもしれません。今振り返ると、高校時代は特別に球速が速かったわけでもありませんし、ストレート以外の球種もきちんとコントロールできていたことが大きかったのかな、と思います。

――ボールのスピードに対して、こだわりを感じたことはありますか。

石田:大学時代に一時期、「球速がほしい」とスピードを追い求めた時期がありました。実際、球速は増したのですが、コントロールが乱れて打たれるケースも多くなりまして。それで“やっぱり球速じゃないな”と感じるようになり、コントロールを重視する考え方に戻して今があるという感じです。

 法政大学時代は3年の春に15奪三振を奪い完封勝利(慶大戦/被安打4、1四球)したこともある。「当時はコントロールとスピード、どちらも兼ね備えていた感覚がありました。でもその後、3年から4年にかけてコントロール重視の考え方に戻しました」という。

――自分のコントロールが向上した、と実感したきっかけなどはありましたか。

石田:自分が投げた時、例えば高めにボールがいってしまった時に、「なぜ高めにいったのか」理由が分かるようになってからだと思います、コントロールが良くなったのは。「あ、今は体が突っ込んだからだ」とか、投げた後にすぐ分かるようになって。その感覚を得たのは高校に入ってからです。それまでは…今思うとただ投げてただけでしたね。

――いったい、どういう練習をしていたらそのような感覚を得られるのでしょうか。

石田:まずはバランスよく、身体の動きを自分自身で把握すること。そこが分かっていないと思い通りには投げられない、というのが僕の考えです。ピッチャーならキャッチャーのミットに投げる、ということは誰でも分かっていること。でも、キャッチャーが構えたミットに意識を集中する以前にやることがある。自分の場合、ボールを持たずに取り組んだ練習の方がコントロールの向上に役立ったかもしれません。

【次のページ】 ボールを使わずコントロールを伸ばす3つの方法

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プロフィール

石田 健大
石田 健大(いしだ・けんた)
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 経歴:広島工-法政大-横浜DeNAベイスターズ
  • ポジション:投手
  • タイプ:左投げ左打ち
  • 身長体重:180センチ85キロ
  • 生年月日:1993年3月1日
  • 選手名鑑:石田 健大
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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