第553回 中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手(熊本工出身)「理想となるグラブの作り方」【前編】2017年06月30日

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【目次】
[1]荒木流・グラブ手入れ法
[2]カラー、サイズ、ウェブへのこだわり / 理想を作らないことが理想のグラブを呼び込む



荒木 雅博選手(中日ドラゴンズ)※写真=共同通信社

「ぼくが大事にしているのは最初にグラブをはめた時のフィット感ですね」
濃色のスーツ姿でインタビュールームに登場した中日ドラゴンズ・荒木 雅博選手。テーブルに置かれていたミズノ製のグラブを手に取るや、左手にはめ、捕球面を右手の拳で軽く叩きながら、自身がグラブを選ぶ際に大事にしているポイントを語った。

「グラブの中で手や指が動いてしまうのが嫌なタイプなんですよね。なので、極力、手と指が中で動かない、『遊びがない』グラブを求めます」

 二塁手として通算6度のゴールデングラブ賞獲得歴を誇る荒木選手。球界屈指のインフィルダーの左手にはいつだってミズノ製のグラブがあった。
「ミズノさんのグラブには全幅の信頼を寄せています。長年のお付き合いで、ぼくの好みやこだわりも全て理解してくださっているので、すべてをお任せしています」

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荒木流・グラブ手入れ法

――荒木選手は、新しいグラブを使い始める際、時間をかけてご自身でならしていくタイプですか?それともメーカーにある程度柔らかくしてもらった状態で使い始めるタイプですか?

荒木:ぼくは硬めの革で作られたグラブをじっくりと時間をかけて、試合で使えるようにならしていくタイプですね。例年8月に翌シーズン用のグラブをミズノさんに作っていただき、練習で使いながら、翌年の4月から使えるように仕上げていきます。1シーズン使ったら翌年は次の新しいグラブに代えていくことが多いですが、使えるものなら何年でも使用したい。過去には3シーズンにわたって同じグラブを使用したこともあります。

――日々のグラブの手入れはどのように行っているのですか?

荒木:試合や練習で使ったらその日にグラブオイルを塗る選手が多いですが、ぼくは使った日は何もしないんです。土がついていたらそれを落とす程度。オイルを塗るのは、翌日の試合前で捕球面を中心に薄く塗ります。天気予報を見て、試合中に雨が降りそうなときは水をはじくようにグラブの外側も含め、全体的にオイルを塗るようにしています。

――グラブを使用したその日ではなく、翌日にオイルを塗る理由は?

荒木:使った日にオイルを塗ってしまうと、翌日の試合で使うときには硬くなってしまっている気がするのが理由のひとつ。もうひとつは、使った直後はグラブに汗が染み込んでいるじゃないですか?汗を含んだ状態のグラブにオイルを塗ってしまうのが嫌なんですよ。なので、一晩おいて乾かし、汗がひいた状態でオイルを塗るようにしています。

――なるほど。

荒木:次の日にオイルを塗る選手は周りではあまり見かけませんが、自分は昔からずっとこのやり方ですね。

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プロフィール

荒木 雅博
荒木 雅博(あらき・まさひろ)
  • 中日ドラゴンズ
  • 経歴:熊本工-中日ドラゴンズ
  • ポジション:内野手
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 身長体重:180センチ74キロ
  • 生年月日:1977年9月13日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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