第485回 履正社高等学校 安田 尚憲選手「西日本最強スラッガーが追求する打撃像」【後編】2017年01月02日

印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]好投手たちと出会った甲子園、最上級生の責任
[2]清宮 幸太郎を超え「全冠制覇」へひた走る

 野球との出会いから、2年夏、自身初の甲子園を勝ち取るまでの道程をたどった前編に続き、後編では甲子園での経験と、最上級生としての責任。さらに2017年への抱負を語って頂きます。

好投手たちと出会った甲子園、最上級生の責任

安田 尚憲選手(履正社高等学校)

 安田にとって甲子園は好投手たちとの出会いの場でもあった。1回戦高川学園(山口)戦では140キロ左腕・山野 太一(東北福祉大進学予定)と対峙。2回戦横浜(神奈川)戦では、左腕・石川 達也(法政大進学予定)、本格派・藤平 尚真(東北楽天ゴールデンイーグルスドラフト1位)と激突。そして3回戦常総学院戦では左腕・鈴木 昭汰(法政大進学予定)。
「高校生トップレベルの投手と対戦できてよかったですし、何よりも藤平さんと対戦できたことは今後の野球人生に生きると思います」
12打数4安打の成績以上に、安田は大きな経験を得た。 

 新チーム。最上級生となった安田には大きな期待がかかる。ただ、当初は苦しんだ。「芯でボールを捉えることができないんですよね。自分でもフォームが崩れた要因や、なぜ打ち損じるのかは分かっているんですけど、じゃあ芯で捉えようと思ったらそれができない歯痒さがありました」

 訪れた不調。「僕と若林(将平・2年・左翼手)が引っ張っていかなければ」と旧チームから主力を張る責任感に押しつぶされそうになりながら、それでも安田は履正社を引っ張ろうと奮闘した。  

 そんな安田に再び光明が差す。近畿大会出場をかけた秋季府大会準決勝大阪桐蔭戦でフェンス直撃の二塁打と本塁打を打ちスランプを脱出。いわて国体決勝戦でも本塁打を放って左腕・寺島 成輝(東京ヤクルトスワローズ1位指名関連記事)ら3年生に高校最後の公式戦で全国制覇をプレゼントすると、近畿大会では15打数6安打2打点で11年ぶり優勝。そして明治神宮大会決勝戦でも本塁打を放ち初優勝。

大阪桐蔭戦の本塁打は自分にとってもベストホームランですし、神宮大会での本塁打も自分が狙うゾーンを高めに設定して、ちょうど高めのストレートが来てホームランにすることができました。多くの人が注目されている中で本塁打を打てたことは自分にとって自信になっています」 

 国体明治神宮大会。高校野球史上初となるを秋の全国大会連続制覇を果たした履正社。その偉業は安田なくしてあり得なった。

【次のページ】 清宮 幸太郎を超え「全冠制覇」へひた走る

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

安田尚憲
安田 尚憲(やすだ・ひさのり)
  • ポジション:三塁手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:188センチ92キロ
  • ■選手名鑑
    安田 尚憲
【関連記事】
第128回 今年の高校生野手はビッグ4に注目だ!4人に続く好野手は?【ドラフト特集】
第126回 【小関順二のドラフト指名予想】横浜DeNAベイスターズ編 「チーム内で化学反応を起こすような指名を」【ドラフト特集】
第124回 【2017年ドラフト】 高校通算65本塁打!安田尚憲の3年間を振り返る!【ドラフト特集】
第122回 【小関順二のドラフト指名予想】東北楽天ゴールデンイーグルス編 「ドラフト1位の筆頭候補はスラッガータイプ」【ドラフト特集】
第585回 宮本 丈(履正社ー奈良学園大)「周りに左右されず、自分のやるべきことを積み重ねるだけ」 【2017年インタビュー】
第118回 【小関順二のドラフト指名予想】読売ジャイアンツ編 「11年ぶりBクラスの巨人を救うのは超高校級の野手たちか!?」【ドラフト特集】
履正社vs関西創価【大阪府 2017年秋の大会 秋季近畿地区高校野球大会 大阪府予選】
第574回 安田 尚憲(履正社)「打撃の求道者、あくなき追求が劇的勝利を呼び込む」 【2017年インタビュー】
日本vsオランダ【第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ】
履正社vs大体大浪商【大阪府 2017年夏の大会 第99回選手権大阪大会】
履正社vs常翔啓光学園【大阪府 2017年夏の大会 第99回選手権大阪大会】
履正社vs今宮【大阪府 2017年春の大会 春季近畿地区高校野球大会大阪府予選】
第484回 履正社高等学校 安田 尚憲選手「打撃開眼のきっかけとなった1年秋の挫折」【前編】 【2017年インタビュー】
第467回 早稲田実業打線をゼロに抑えた大会ナンバーワン右腕・竹田祐の渾身のストレート 【2016年インタビュー】
第440回 履正社高等学校  福田観大選手 「国体で打率.643!抜群のバットコントロールを生み出している理由」 【2016年インタビュー】
安田 尚憲(履正社) 【選手名鑑】
履正社 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー