第484回 履正社高等学校 安田 尚憲選手「打撃開眼のきっかけとなった1年秋の挫折」【前編】2017年01月02日

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【目次】
[1]兄を追い、刺激の先にあった「履正社」の道
[2]挫折・修正・努力を続けて「打撃開眼」

 188センチ94キロの堂々たる体格。左打席から放つスイングは高校通算44本塁打の長打力ばかりでなく、卓越したバットコントロールも兼ね備える。また、三塁手の位置から強肩でも魅せる。2017年の日本高校野球界、東日本をけん引するのが清宮 幸太郎早稲田実業2年・一塁手)ならば、西日本をけん引するのは間違いなく履正社(大阪)の4番・安田 尚憲であろう。

 では、そんな安田はどのような野球人生をここまで歩み、どのような高みを目指そうとしているのか?熱い想いが今、ほとばしる。前編では野球との出会いから、2年夏、自身初の甲子園を勝ち取るまでの道程をたどる。

兄を追い、刺激の先にあった「履正社」の道

安田 尚憲選手(履正社高等学校)

「僕が4歳の時に兄は高校野球をやっていたので、その姿を見て1人で壁当てをやっていました」
安田 尚憲の源流は偉大な兄・亮太さんにある。PL学園(大阪)では1学年下の前田 健太投手(MLBロサンゼルス・ドジャース関連記事)とバッテリーを組み、明治大を経て現在は社会人・三菱重工名古屋の主将。侍ジャパンU-23代表の勝野 昌慶投手はじめ好投手たちをリードする東海地区を代表する女房役。そのDNAは尚憲にも引き継がれていた。 

 吹田市立豊津第一小入学時から身長は常に後ろ。豊津東少年野球団でも徐々に頭角を現し176センチとなった6年次には阪神タイガースジュニアの一員として「NPB 12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP 2011」に出場。監督は亀山 努氏、コーチは吉田 浩氏に安達 智次郎氏(故人)。得た刺激は大きかった。
「元プロ野球選手がコーチで、そしてプロ野球選手と同じユニフォームを着て、そして普段、プロが使う札幌ドームでプレー。凄く楽しかった記憶しかないです」 

 そんな安田は吹田市立豊津中で新たな場所に歩みだす。プレーしたのは阪神タイガースでの9年間で通算381盗塁を記録した赤星 憲広氏が主宰する硬式野球クラブ「レッドスターベースボールクラブ」。活動は週末練習が中心と独自の運営を行うチームの下、安田は野球の基礎を一から学んだ。
「公式戦もたまに参加するぐらいで、本当に練習ばかりでしたが、基本的な技術や、また礼儀作法も厳しく叩き込んでいただきました。とても良いものを学べたと思います」(安田)

 そして2014年、進路選択の時期。彼はセンバツ準優勝の雄姿を見て「憧れになった」地元・履正社への進学を決断する。

 

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プロフィール

安田尚憲
安田 尚憲(やすだ・ひさのり)
  • ポジション:三塁手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:188センチ94キロ
  • ■選手名鑑
    安田 尚憲
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