第467回 早稲田実業打線をゼロに抑えた大会ナンバーワン右腕・竹田祐の渾身のストレート2016年11月16日

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【目次】
[1]ずっとストレートにこだわってきた
[2]神宮大会決勝のストレートが一番よかった

 この秋の話題の中心は早稲田実業だった。
 関東一日大三静岡福岡大大濠など全国レベルの強豪を破ってきた早稲田実業を封じるチームは現れるのか?というぐらい力強い戦いぶりと全国レベルの打線だった。その早稲田実業を止めたのが履正社のエース・竹田 祐だった。神宮大会決勝戦の3回裏、4対6の2点ビハインドの場面で登板した竹田は1番野田 優人を空振り三振に打ち取ると、チームが逆転した後は落ち着いた投球を見せて、早実の主砲・清宮 幸太郎を打ち取り、見事に神宮大会優勝投手となった。今大会20.1回を投げてわずか1失点と抜群の安定感を見せ、名実ともに大会ナンバーワンピッチャーとなった竹田の「真っ直ぐ」へのこだわり、そして注目の清宮との対戦に迫る。

 ずっとストレートにこだわってきた

  生駒ボーイズ時代にはタイガースカップで準優勝を経験するなど、中学時代から実績を残してきた。多くの逸材が集まる履正社でも競争を勝ち抜き、台頭したのは2年春から。

 春季大阪府大会の東海大仰星戦では、竹田は常時135キロ(最速138キロ)の速球で6回無失点。試合後の取材で「将来は150キロを投げたいです」と語った。上半身と下半身のバランスが取れたフォームをしていて、1年後にはどんな投手になっているのかと期待させるものがあった。その150キロに到達するべくウエイトトレーニングなど熱心に行い、今では182センチ82キロとがっしりとした体を作り上げてきた。

 そして新チームではエースを任されることになった竹田は、勝てる投手になるために、前エース・寺島 成輝からことあるごとにアドバイスを受けてきた。竹田にとって寺島は憧れであり、目標であった。寺島から学んだこととは?
「配球や投手としての心構えです。アドバイスを受けるだけではなく、寺島さんの姿はずっと見てきました」
 寺島から学び、新エースとなった竹田は厳しい秋の大会を勝ち抜いてきた。ターニングポイントとなったのは秋季府大会準決勝大阪桐蔭戦。全国レベルの打者が集まった大阪桐蔭打線相手に4失点完投。打たれながらも完投勝利を挙げたことは竹田にとって大きな経験となった。

 さらに、近畿大会以降では、本人がずっとこだわりにしていたストレートが威力を発揮しはじめる。選抜がかかった近畿大会準々決勝高田商戦では8回無失点の快投。この試合、140キロ台のストレートを連発。本人も、「ストレートの走りはよく、どんどん押していけました」と手ごたえを感じる投球内容だった。打っても本塁打を放ち、さらにはコールドを決める適時打を放ち投打で活躍。そして近畿大会優勝を決め、竹田にとっては夏の甲子園、国体と3度目の全国大会の舞台となる神宮大会出場を決めたのであった。

【次のページ】 :神宮大会決勝のストレートが一番よかった

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プロフィール

竹田祐
竹田祐(たけだ・ゆう)
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:182センチ83キロ
  • ■選手名鑑
    竹田 祐
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