第468回 柳 裕也投手(横浜-明治大)「勝ちきれる投手になるには怪我に強くなること」2016年11月17日

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【目次】
[1]ケガをしないためには回避能力と強い身体が必要
[2]制球力プラス押していける強さを身につけたかった

 11月16日に行われた明治神宮大会・大学の部で優勝を果たした明治大学のエース柳 裕也投手(横浜高出身)。 前編では、横浜高時代に取り組んだトレーニングメニューのお話から、大学に入学後のトレーニングへの意識の変化について伺いました。後編では、引き続きコンディショニングをテーマに語っていただきました!

ケガをしないためには回避能力と強い身体が必要

柳 裕也投手(明治大学)

 2年春から明治大投手陣の中心となった柳投手は、以降、大きなケガをしていない。今年もリーグ戦では春・秋合わせて121回2/3を投げ、他にも大学選手権や、日米大学野球、明治神宮大会などでもと、1シーズン休むことなく、マウンドを守り続けている。柳投手はどうやってケガを回避してきたのだろう?

「元気な時は誰でもケガは怖くないですよね。でもケガをすると、もう2度とケガをしたくない、と思う。ですから僕は、状態がいい時ほど、体を大事にするようにしています。加えて、どこかに無理な力が加わると、ケガにつながると考えています。

 たとえば、足に痛みがある時に無理に投げようとすると肩にきますし、肩をかばっていると股関節が痛くなる。そういう時も投げようと思えば投げられるのですが、ケガをすると元も子もない。そこで『センサー』を働かせるようにしているんです。この投げ方だとケガをするな、という自分にしかわからないセンサーです。センサーは自分の体と対話ができないと働きません。常日頃から自分の体に敏感であることが大事だと思っています」

 その一方で、ケガを恐れていては、パフォーマンスの向上はない、と柳投手は考えている。

「ベストな体調でマウンドに上がり、自分にとって理に叶った投げ方ができれば、ケガはしないかもしれません。ですが、いつもそういう形で投げられるとは限らない。肩が多少張っているので今日は投げない、というわけにはいきませんからね。ただし肩が張っている時に腕を逃がして投げたら、肘などに負担がきて、ケガを引き起こす可能性があるのも確か。ではどうするか?こうした万全な状態でない時、あるいは投げていて体がしんどくなってきた時、それでも投げられる体の強さを培うのがトレーニングだと思います。ケガをしないためにセンサーを働かせながら、ケガをしない強い体を作る。この両方のアプローチが必要ではないでしょうか」

【次のページ】 制球力プラス押していける強さを身につけたかった

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プロフィール

柳裕也
柳 裕也(やなぎ・ゆうや)
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:180センチ80キロ
  • 出身校:横浜
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