第419回 上野 翔太郎投手(中京大中京―駒澤大学) 「満身創痍の中でも快投ができたコンディショニング術」2016年07月17日

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【目次】
[1]すでに中学生のころからコンディショニングについて意識をしていた
[2]腰の痛みを抱えながらも臨んだ愛知大会
[3]U-18の大会中は、自分の部屋よりも、トレーナー室にいる方が長かった

 昨年まで愛知の名門・中京大中京のエースとして活躍し、現在は駒澤大でプレーしている上野 翔太郎投手。昨夏の甲子園では3試合で完投し、U-18日本代表にも選出されるなど、ハードなスケジュールとなった激動の夏をどのように乗り切ったのだろうか?

すでに中学生のころからコンディショニングについて意識をしていた

上腕二頭筋を伸ばすストレッチを行う上野 翔太郎投手

 小学校3年生からピッチャーをはじめた上野投手。コンディショニングを意識しはじめたのは中学生の頃からだという。
「中学時代はシニアに所属していて土日に活動していたのですが、土曜日に投げると翌日の日曜日は腕に疲労がたまっていて投げられないことがよくあったんです。特に上腕二頭筋の内側にダメージが残っていることが多かったので、自分でしっかりと揉んだり、壁を使って伸ばすストレッチをしたりしてケアをしました」

 高校に入ってからは一週間ごとにスケジュールを組んでおり、体調によって2つのパターンを使い分けていた。
中京大中京では毎週月曜に一週間分の練習メニューを提出していました。だいたい土日は試合をして月曜はオフだったんですが、その時の肩や腕の疲れ具合をみて問題がないようだったら、火曜は80球、水曜は100球を投げ込んで、木曜は軽くキャッチボールかノーススロー。そして金曜に30球くらい投げて、土日に試合をしていました。

 疲れが残っているようなら、火曜はキャッチボールだけにして水曜に100~120球の投げ込み。あとは同じで、木曜はキャッチボールかノーススロー。金曜に30球くらい投げて、土日に試合というメニューでした。また、大会が近くなってきたら、水曜と金曜のピッチングはバッターに対して投げて実戦に対する感覚を養っていました」

 1日のタイムスケジュールも、毎日、ほぼ同じように過ごしていた。
「毎朝6時に起床、7時には学校に着いて7時30分から朝練。大会で9時から試合があるときだけ5時半に起きていましたが、ほぼ同じスケジュールでした。それから朝食は、母が作ってくれた大きめの明太子のおにぎり1個とレタスを挟んだタマゴサンドを4つ(食パン4枚分)を学校で食べていました。具材は好物だったので、いつも一緒でしたね」

 食事には普段から気を遣っていたという。
「栄養学の本を買って、バスで移動するときなどに読んでいました。食事をする時はいつも頭の片隅に置いていて、バイキングでは栄養のバランスを考え、ひと皿、全部サラダをとったりしていました」

 このようにして最後の夏を迎えた上野投手。しかし、愛知大会を目前に控え、思わぬアクシデントに見舞われてしまう。
「夏の大会の1~2週間ほど前の練習で最後の追い込みをかけたんですが、260~270球を投げ込んで、その後150mくらいの距離を20本、タイムを設定して走ったところ、腰に力を入れると痛みが走るようになってしまったんです」

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上野 翔太郎(うえの・しょうたろう)
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