第281回 中央大学 河合 泰聖選手(龍谷大平安出身)【後編】「人は、自分よりも他人のためになると力を発揮する」2015年03月26日

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【目次】
[1]第86回センバツの振り返り
[2]素振りをしないことで身に付けた勝負強さ
[3]人は、自分よりも他人のためになると力を発揮する

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 後編では選抜の各試合について、河合 泰聖選手に事細かく振り返っていただきました。そして甲子園を目指すために何が必要なのかもアドバイスをいただきました。

第86回センバツの振り返り

河合 泰聖選手(龍谷大平安-中央大学)

 2年連続出場を果たした龍谷大平安。沖縄遠征を行い、本番へ向けて準備をしてきた。

センバツ
「沖縄に遠征したのですが、ほとんどの試合を大差で勝ちはしたんです。ただ、バントが全然決まらなくて打線もつながらなかった。だから京都に戻ってきてからバントとケンカボール(塁間を全力で投げる)でのキャッチボールを徹底してやり直しました。

 打撃のチームって、ミズモノとか思われるかもしれないですけど、やることはやりました。ノーアウト一塁なら、バントを確実に1球で決める、というのもそのひとつ。気持ちを強くして臨まないと失敗しますから。あと、ピーキングもしました。

 チームにいるトレーナーさんのトレーニングをやると、なぜかわからないんですけど、身体のキレがすごく出るんです。内容自体はサーキット系でめちゃめちゃきつかったんですけどね。そこで、本番でピークを迎えるために、甲子園入りから逆算してトレーニング日程を組みました」

 そして甲子園に入っていく。

1回戦 大島戦(16対2)
「甲子園の初戦ということで、みんな緊張していました。甲子園経験者は自分と石川だけでしたから。チームは5回までカチカチに固まってましたね。でも3回に元氏 玲仁がホームラン、そして5回に常 仁志がホームランを打ってほぐれていった。2人のおかげでした。自分がなんとかしたかったんですけど、それはできませんでした…」

2回戦 八戸学院光星戦(8対2)
「初戦の課題としては初回から攻勢をかけられなかったこと。だからこの試合は初回から思い切っていこうと話をしていて、結果1回に打者一巡で5得点。打線のつながりがあった試合でした」

準々決勝 桐生第一戦(5対4)
「自分のせいで負けかけました。僕のエラー2つが失点に絡み、2回に4失点。平安は2、3回に1点ずつ返して、2点ビハインドのまま試合は終盤へ。7回に1アウト二、三塁から僕に打席が回ってきて。追い込まれてからストレートを待っていたらカーブが来てサードゴロを打ってしまった。そしてサードランナーの徳本 健太朗(現青山学院大)がホームにつっこんできて。“おい、くんなよ!”って思ったんですけど、足がめちゃめちゃ速くて余裕でセーフ。

 で、続く中口 大地がきっちりライトへ犠牲フライを打ってくれた。それで延長10回は自分からで。なんとしても塁に出ると、ピッチャー強襲ヒットを打って、そこからワイルドピッチ、バント、四球、四球で最後はワイルドピッチでサヨナラ。
 この試合はこれまでの野球人生を振り返っても転機となった試合でした。自分のせいで負けているのに、絶対逆転すると思ってくれた仲間に感謝してもしきれない。自分がなんとかしなければいけないのにできなくて、でも仲間に助けられた。仲間のありがたさを痛感した試合でした」

準決勝 佐野日大戦(8対1)
「この試合に関しては、自分的には嫌な感覚があって。大会ナンバー1左腕と言われていた田嶋 大樹(現JR東日本)がいて、下馬評では佐野日大が勝つと言われていました。だから絶対勝つぞ!と意気込んでいったのですが、結果に対しても、相手エースの投げすぎ、疲労がもたらしたものだという感じになってしまった。自分たちからすると、勝ったことに変わりはないんですが…」

決勝 履正社戦(6対2)
履正社とは前年秋の近畿大会準決勝でも対戦していて勝っていた(11対7)ので、やりやすかったというのが正直なところです。あの試合は中田 竜次(現龍谷大)のおかげです。4対2で迎えた8回裏、1アウト満塁2ボール0ストライクから登板して。初球がボールで3ボールになった。これはまずい、と思っていたのですが、そこからストレート、ストレート、スライダーで三振。次のバッターはカットボールでピッチャーゴロ。あの熱投にはしびれました。甲子園の観客が一番燃えた瞬間だったと思います」

第87回選抜高校野球 特設ページ
2015年度 春季高校野球大会 特設ページ

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プロフィール

河合 泰聖
河合 泰聖 (かわい・たいせい)
  • ポジション:一塁手
  • タイプ:左投左打
  • 身長体重:170センチ77キロ
  • ■選手名鑑
    河合 泰聖
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