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第255回 石川ミリオンスターズ 吉田 えり投手インタビュー【前編】「究極のナックルボーラーになるきっかけ」2015年02月09日

【目次】
[1]ナックルボール習得のきっかけ / ナックルボールの握り
[2]無回転にするコツとは?

過去の吉田えり投手インタビューもあわせてチェック!
第6回 マウイ・イカイカ 吉田えり投手

無回転にするコツとは?

吉田 えり投手(石川ミリオンスターズ)

 こうして握りを学んだ吉田選手。しかし、肝心なのはボールを無回転にすることである。では、無回転にするコツは何なのか?

「誰もがボールをはじくことで頭が一杯になってしまいがちです。そうすると、どうしても指に力が入ってしまい、結果として回転がかかってしまうんですよ。なので、投手の基本ですが、下半身、体幹、肩、肘、そして指というような一連の動きを大切にしないとですね。もちろん、最終的には指ではじくんですが、それまでの基礎を大切にすることを意識しています」

 野球選手としてすべての動作の基となる「基礎」。その上で無回転に大切なリリースが成り立つ。

「やっぱり、ナックルというのは手首を使ってはいけない。手首を使ってしまうとどうしても回転がかかってしまう。18歳のときに初めてウェイクフィールド選手にお会いすることができた時も、頂いたアドバイスは『手首をとにかく固定しよう』ということだったんです」
実は非常に難しいことをサラリと吉田選手は言ってのける。

 だからこそ、フォームも徐々に変化した。2012年にはこれまでアンダースローだったフォームをスリークォーターに変更。そこにもナックルボールをより効果的にする意図が含まれている。

「ナックルを投げ始める前までは、上から投げていたんですが、やっぱり、上からだと手首を使ってしまう癖がついているので無回転にならなかったんですよ。だから癖がついていないアンダーハンドから投げることで、手首を使わず無回転のボールを投げることができるようになりました。しかし、横から投げるとどうしてもコントロールが定まらなくなってしまいます。なので、コントロールを徹底するために再び上からのフォームに変更しました」

 しかし、ここで出てくるのがナックルボールの長所である「無回転」と、投手にとって不可欠である「コントロール」のバランスをいかにとっていくかということだ。ここで吉田選手が出そうとしている解答とは?(後編に続く)

 後編では、ナックルという特殊な球種を操る上での苦悩や方法論。そして「究極のナックルボール使いとは?」について語って頂きます。

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プロフィール

吉田 えり
吉田 えり(よしだ・えり)
  • 石川ミリオンスターズ
  • 経歴:川崎北―千葉熱血メイキング―西多摩倶楽部―アサヒトラスト―神戸9クルーズ ―チコ・アウトローズ―マウイ・イカイカ―兵庫ブルーサンダーズ―マウイ・イカイカ―石川ミリオンスターズ
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:155センチ
  • 生年月日:1992年1月17日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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