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第251回 徳島インディゴソックス・入野 貴大投手&殖栗 正登トレーナー 対談 Vol.22015年01月26日

これまでの記事は以下から!
入野 貴大投手&殖栗 正登トレーナー 対談 vol.1
入野 貴大選手・2013年インタビュー

【目次】
[1]MLB・NPBの「ウエイト」事情
[2]「ハイインテンシティトレーニング」と「物理の原理」で果たした150キロ
[3]入野投手は藤浪 晋太郎並みに最大外旋角が取れる投手

 第2回は、NPB・MLBのウエイト事情に迫りながら、殖栗 正登トレーナーと入野 貴大投手の2人が実際に取り組んだトレーニングメニューを振り返っていきます。速球投手を目指したい球児には興味深い内容が満載です。

MLB・NPBの「ウエイト」事情

【入野 貴大投手と今季取り組んだことを実演する徳島IS・殖栗 正登ストレングス&コンディショニングトレーナー】

――入野投手の感覚(「いい筋肉痛」で投げると調子がよかったりする:Vol.1参照)は殖栗トレーナーから見てもOKなんですか?

殖栗 OKです。僕もNPB・MLBのトレーナーとも話をし、様々なデータを見ながら10年この仕事をしてきたんですが、たとえばMLBのクローザーは、試合中1回から5回までの間にウエイトをしているんです。

――そうなんですか?

殖栗 はい。セットアッパーは球場入りを早めにして、試合前にウエイトをしています。NPBでもこの方式を採用しているチームもありますし、一番多いのは、3連戦が終わった日の夜にスタジアム内のウエイトルームでウエイトをするんです。MLBはNPBよりさらに試合数が多いですから、ウエイトは週2回。上半身と下半身に分けて行いますが、クローザーやセットアッパーはそんな感じですね。

――実際、それで大丈夫なんですか?

殖栗 僕もそれを聞いたんですよ。そうしたら入野と全く同じことを言っていました。「ちょっとハリのある方が肩関節も絞まって障害予防にもなるから、全く問題ない。MLBはどのチームもほとんどそうだ」ということです。

――入野投手、そうなんですか?

入野 専門的なことは判りませんが(笑)。少し引っかかる感覚の方が僕はよかったです。

殖栗 チームには監督・投手コーチ・打撃コーチ・守備走塁コーチがいらっしゃるので、僕らの仕事は野球の専門的なパフォーマンスを上げていくために、それに必要な筋力を、このリーグであればオープン戦含め100試合を闘う中で維持していくことなんです。となると、シーズン中にも「維持するトレーニング」を入れていかなくてはいけないんですよ。
先発投手であれば中6日の間でウエイトや筋力維持を入れていくんです。ただ、入野の場合は「150キロに球速を上げる」という明確な目標があったので、そこに強化トレーニングが入ってきました。

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プロフィール

入野貴大
入野 貴大(いりの・たかひろ)
  • 1988年11月26日・高知県香南市野市町生まれ・26歳
  • 身長体重:180センチ84キロ
  • 右投左打・血液型A型
  • 経歴:岡豊-プロ育成野球専門学院-愛媛マンダリンパイレーツ(2008年-2012年)-徳島インディゴソックス(2013年-2014年)
  • 愛媛マンダリンパイレーツの5年間の成績
    183試合登板、18勝9敗14セーブ
    徳島インディゴソックス 
    2013年 39試合 3勝0敗1セーブ 44.2回 46奪三振 防御率0.81
    2014年 27試合 16勝3敗2セーブ 129.2回 126奪三振 防御率2.38
    7年間での四国アイランドリーグplus通算成績は249試合登板(リーグ2位)36勝(リーグ6位タイ)12敗17セーブ・537.1回(リーグ8位) 防御率2.56。
    ストレート 最速153キロ
    東北楽天ゴールデンイーグルス 5位指名
  • 上記データは掲載時のものとなります。

プロフィール

殖栗正登
殖栗 正登(うえぐり・まさと)
  • 1977年1月22日・新潟県新発田市生まれ・37歳・182センチ78キロ・右投右打・血液型O型。
  •  富山市立柳町小学校2年で野球をはじめ、富山市立奥田中~新発田南高~立正大と投手。けがにより大学2年で野球部を退部後、右ひじの治療を行いながらトレーニングを通じたスピードアップへの研究を重ねた結果、大学4年時には約10キロ球速を上げ、140キロ台に到達。海を越えてアメリカ独立リーグや台湾・兄弟エレファンツでプレーヤーの夢を追った。
    現役引退後はトレーナーを志し、東京医療専門学校柔道整復科を卒業。ボディバランス整骨院院長・有限会社ベースボール・トレーナーズ代表として野球を中心としたパフォーマンスを上げつつ、けがの予防に努める「ストレングス&コンディショニング」分野を日本に確立する。特に野球選手等の大きな悩みとなっているイップス克服法に関しては日本で右に出るものがいない存在。

     2013年には高知ファイティングドックス・トレーナーに就任し勇躍四国の地へ。2014年には徳島インディゴソックス ストレングス&コンディショニングトレーナーとしてチームの独立リーグ日本一と、入野 貴大・山本 雅士両投手のNPB入りに大きく貢献した。
    主な資格としては柔道整復師、アメリカストレングス&コンディショニング協会公認ストレングス&コンディショニングスペシャリストなど。
    最新作DVD「徳島インディゴソックス・殖栗トレーナーの「オフトレ」~時期に応じたトレーニングメニュー“177選”~ (ジャパンライム)はじめ著作多数。高校野球ドットコムでも足かけ5年・100回に渡る長期連載「殖栗正登のベースボールトレーニング&リコンディショニング」執筆中。

  • 上記データは掲載時のものとなります。
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