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第233回 話題のスパイク【開発秘話】を調査 GEハイストIQ・ミズノプロCQ 鷲見将成さん2014年12月27日

 ミズノから12月に発売開始となったGEハイストIQと、ミズノプロCQ。クイックネスを追求し、走塁に特化したスパイクとして、約2年の歳月をかけて開発されたスパイク。今回は、その開発秘話をミズノ社の鷲見 将成氏にたっぷりと伺いました。

【目次】
[1]長所を伸ばすGEハイストIQ、走攻守のバランスに優れるミズノプロCQ
[2]静から動へ、強い蹴り出しの実現
[3]自分の中で持っているこだわりで履く靴を選んでもらえたら

長所を伸ばすGEハイストIQ、走攻守のバランスに優れるミズノプロCQ

【取材にご協力いただいた方:ミズノ株式会社 鷲見 将成さん】

――実際に、試着会などでも、新商品のGEハイストIQやミズノプロCQを試し履きした選手たちが、口々に「フィット感がすごくある」「加速しやすい」と嬉しそうに語っていました。

 今回、僕らが着目したのは、塁に到達するまでの速さです。トップスピードに乗るまでの時間を少しでも早くしようというテーマで、まずは開発メンバーで共有して制作を開始しました。
野球は、短い距離を走る競技なので、足が速くても、塁に到達するまでにトップスピードに乗っていなかったら全く意味がないため、とにかくその部分にこだわっていきました。

――その中で、グローバルエリートのシリーズの中でGEハイストIQという、これまでとは全く違う新しいスパイクを開発されたのは、どんな思いがあってのことだったのでしょうか?

ミズノ株式会社 鷲見 将成さん

 選手によっては、4番・ピッチャーで、攻撃でも守備でも、走る時でも、中心にならなくてはいけない選手と、『僕は走塁で特化するんだ』と自分の特技を伸ばしていく選手と、大きく分けると2タイプいるだろうなということをまずは軸に置きました。

 というのも今、サムライジャパンでも、走塁に期待されて招集された選手もいれば、バッティングに期待されている選手もいる。徐々に、日本のトップ層は、自分の長所を生かせるプレーヤーを育てて、そういった組織で勝っていこうという野球に変化している流れがあるんですね。

 そのため、数年後にはきっとアマチュア野球でも、走塁や守備などのスペシャリストという形で、ベンチ入りできるような世界になってくると思うので、そういった選手たちが、自分の長所をさらに伸ばせるための野球用具があったらいいなという思いで、まずはGEハイストIQの開発をスタートさせました。
一方で、ミズノプロCQは、クイックネスを求めながらも、投攻守ともにバランス良く力を発揮できるスパイクとして開発を進めていきました。

――とても大きなビジョンを持って、今回、開発をスタートされたのですね。

 そうですね。今までベンチに入れなかった選手も、自分の特技を伸ばすことでベンチ入りできるかもしれない。その可能性があるんだよということを今の日本の侍ジャパンを見て感じてもらいたいですし、ミズノ社としても、野球用具を通じて発信していき、野球自体がもっと楽しくなっていけばいいなという思いもあります。

――では、今回、走塁に特化したスパイクということで、GEハイストIQの開発を重ねる中で、苦労した点というのはどんなところでしたでしょうか?

 一番は『フィッティング』ですね。足との一体感というところが、一つ大きなポイントになりますし、あとは、いかに力を逃がさずに、スムーズに動作に移れるか。止まっている状態から動きの状態にスムーズに移ることが出来るかが、非常に難しかったところですね。

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