羽渕 佑選手 (関西学院)
短評
第1回から皆勤という形で地方大会に出場を続ける関西学院。今年のチームを引っ張るのが羽渕佑だ。投手としてチームを引っ張る選手だが、むしろ打者として見どころがある。広角に長打が打てる選手で、ヘッドの重みを利かして、豪快に振り回し、様々なコースに対応する強打者だ。 オープンスタンスで構え、投手の足が着地したところから始動を仕掛け、小さく足を上げていきながら、投手の足が着地したところから再びバックスイングを取る独特のタイミングの取り方をする。その後、バックスイングを大きく取っていき、バットを寝かせ気味にとる。このタイミングの取り方とバックスイングの仕方だと、速球に振り遅れがしやすい。だが羽渕にとって動作の遊びにあたり、その後のスイング軌道を見ると低めの変化球にも対しても器用に対応することができている。 投手としては、120キロ後半の速球、スライダーを投げ分けるオーソドックスな右投手。夏では自慢の打撃で大暴れしたい。
更新日時：2018.06.24