報徳学園、神戸国際大附など精鋭揃いの36チームが登場!2回戦で好カードが続出【春季兵庫大会展望】
4月16日に開幕する兵庫県春季大会。選抜ベスト4の報徳学園、選抜出場の神戸国際大附に加え、厳しい地区予選を勝ち抜いた計36校が出場する。夏のシード入りをかけて大会序盤から好カードが実現。優勝校は5月27日開幕の近畿大会(大阪開催)に出場する。
選抜ベスト4の報徳学園は初戦で東洋大姫路vs西脇工の勝者と対戦することとなった。選抜帰りの初戦を迎える報徳学園にとってはどちらが勝ち進んでもきつい相手だ。東洋大姫路はプロ注目の本格派右腕・山内 響、巧打堅守の遊撃手・森田 陽太などタレント揃い。西脇工は昨秋に続いて県大会出場。右の強打者・翁田 大勢が最上級生を迎え、山内相手にどんなバッティングを見せるのか。
同ブロックには須磨翔風、強打の三田松聖も登場。特に三田松聖は地区予選の3試合で危なげなく勝ち上がっており、本大会でも打線爆発なるか。
昨秋の近畿大会出場の育英は、いきなり昨秋ベスト16の姫路南との対戦が決定。好右腕・野上 諒の成長に期待がかかる。同ブロックでは、140キロ右腕・結城 彪擁する滝川、元プロの羽田 耕一氏率いる三田学園の戦いぶりにも注目だ。
[page_break:神港学園・関西学院ブロック/神戸国際大附・市川ブロック]昨秋ベスト4の神港学園はエースの大西 泰生の出来がカギ。今春の地区予選決勝では育英を8対2で破っており、この大会でも活躍に期待がかかる。その初戦の相手は北条vs神戸村野工の勝者と対戦。神戸村野工は最速145キロ右腕・道才のあが魅せるピッチングに注目。昨秋も、全国クラスの強豪校相手との練習試合でも好投を見せており、この大会で評価を高めることができるか。同ブロックには昨夏甲子園出場の市立尼崎の存在も見逃せない。市立尼崎は、エース・辻井 亮汰、殿谷 小次郎、木森 陽太、谷尻 尚紀といった経験者が心強い。2年連続の夏の甲子園出場へ向けて、収穫が残る大会にしたい。
昨秋ベスト8の関西学院は、好右腕・伊原木 輝を中心とした守り勝つ野球で勝負。関西学院と同ブロックなのは、伝統校・社。シード権をめぐって激しい対決が期待できそうだ。
選抜帰りの神戸国際大附は、豊岡総合と兵庫豊岡の勝者と対戦。選抜では初戦で敗れ、不完全燃焼に終わった分、この春は優勝を目指し、大暴れを見せていきたい。投打の総合力は県内トップクラス。実力を発揮することができるか。同ブロックでは滝川第二と、地区予選で接戦を勝ち上がってきた尼崎小田の対決に注目だ。
プロ注目捕手・永良 賢吾が引っ張る兵庫市川は、好投手・作元 亮平擁する東播磨と対戦。1点を争う好勝負が期待できそうだ。同ブロックには昨春選抜ベスト8、昨夏兵庫大会準優勝の明石商も登場。分厚い選手層と猛練習で、今年も上位を狙える戦力を揃えてきた。
例年通り、3回戦進出を決めた16チームが夏のシード権を獲得する。今年もシード権と近畿大会出場をかけた白熱とした勝負を期待したい。
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