柳谷 参助選手 (桐生第一)

柳谷 参助

球歴:桐生第一

都道府県:群馬

ポジション:右翼手

投打:右 / 左

身長:174.0 cm

体重:63.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜今治西戦(2014年03月25日)では、3番・右翼手として出場し甲子園では左中間にツーベースを記録するなど全国の舞台を経験。幼稚園年長~小学3年生まで、レスリング全国大会で2度の優勝・準優勝2回と将来を嘱望される選手だった。   (第一印象)    バットを寝せて振り出すのですが、ここまでバットをしならせるようにスイングする選手は珍しいのではないのでしょうか。彼の本当の才能が開花するのは、木製バットを使う段階になってからかもしれません。    (守備・走塁面)    一塁までの塁間は、4.05秒前後とかなりの俊足。新チーム結成以来の57試合で、チーム一の29盗塁を決めるなど、積極的な走塁が目立ちます。    打球への反応、落下点への入りなどを見ていると、まだまだ平均的な外野手という気は致します。また肩についてはよくわかりませんでしたので、今後見極め行きたいポイント。   (打撃内容)    ボールを遠くに飛ばすのではなく、強烈な打球で野手の間を抜けて行くタイプだと考えられます。    <構え> ☆☆☆    両足を揃えたスクエアスタンスで、グリップの高さは平均的。腰を深く沈め、全体のバランス・両目で前を見据える姿勢は並ぐらいでしょうか。   <始動> 遅め    投手の重心が沈み込んで、前に重心が移動する段階で動き出す遅めの始動。これは、ボールできるだけ引きつけて叩くスイングのため、長距離打者か生粋の二番打者が多く採用します。彼は恐らく、後者のタイプだと本質的には考えられます。   <下半身> ☆☆☆    始動~着地までの時間が短いので、一点でボールを捉えるタイプ。それだけに、甘い球を打ち損じしない鋭さが求められます。ベース側にインステップするように、外角を強く意識したスタイル。踏み込んだ足元もブレないで我慢出来ていますが、もう少し地面から足が離れるの が遅いと、もっとレフト方向へのスイングも我慢できるのでは?   <上半身> ☆☆☆    早めに打撃の準備である「トップ」の形をつくり、速い球には立ち遅れません。少し踏み出す前にバットの先端であるヘッドが下に下るので、綺麗にバットが走らずに時間がかかります。それでもスイング中は、ヘッドが下がらないのでドアスイングにはなっていません。大きな孤を描  きつつ、思いっきり振りぬきます。     <軸> ☆☆☆    足の上げ下げが小さいので、目線は上下には動きません。体の開きは我慢でき、軸足も大きくは崩れません。軸を起点に、綺麗に回転出来ています。
更新日時:2014.06.06

将来の可能性

 まだ結構粗っぽい部分はあるのですが、素材としては面白い選手だと思います。足も速いですし、何より中々いないバットのしなりをするからです。最終学年までに、どのぐらいの選手に育つのか、今後も期待して見守って行きたい一人でした。
更新日時:2014.06.06

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