間宮 宏樹選手 (県立岐阜商)

間宮 宏樹

球歴:県立岐阜商

都道府県:岐阜

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:185.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

 県立岐阜商が誇る大型右腕。184センチ85キロと恵まれた体格をしている投手なので、どんな投球をするか注目していた一人であった。 (投球内容)  1イニングを見て馬力を活かした投手ではなく、微妙の球を動かして内野ゴロを打たせる投手。岐阜大会の成績は22イニングを投げて13奪三振とイニングの半分ほどの奪三振数で、成績面から威力で勝負出来る投手ではないことがうかがえる。  右スリークォーターから投じる直球は常時135キロ前後(最速139キロ)を計測。ただ指のかかりが悪いのか、思いのほかボールが来ていない。手元でストレートは揺れているが、意図的に動かしているのか? 綺麗なストレートではなく、芯を外して内野ゴロを打ち取っている。  変化球は120キロ前後のスライダー、125キロ前後のチェンジアップを打たせて取る配球だ。 (投球フォーム)    セットポジションから始動する。左足を真っすぐ上げていく、右足は真っすぐ立たせるが、棒立ちで軸足にしっかりと体重が乗っていない。左足を三塁方向へ向かって伸ばしていき、着地する。ステップ幅も狭く、あまり捻りを入れるフォームではない。  左腕のグラブを真っすぐ伸ばしていくが、左肩の開き始めが早く、出所が見やすい形となっている。テークバックは内回りの回旋をしていき、リリースに入るが、胸郭を使う事が出来ず、平面的な投げ方なので、角度を感じない。身体の回旋するスピードが遅いので、恵まれた体格を活かす事が出来ず、やや小手先に近い投げ方になっている。制球を意識したから、今のフォームのメカニズムになったと思うが、もう少し恵まれた体格を活かす体の使い方を意識してほしい。
更新日時:2012.08.13

将来の可能性

 まだ恵まれた体格を活かし切れておらず、打者を打ち取る投球スタイルとしては制球力も不十分で、課題は多い。大学でも続けていける技量は備えているが、大学では恵まれたポテンシャルを伸ばすことを追求してほしい投手。トレーニングなり、フォームを見直して、改善出来れば、140キロ台の到達も可能な選手ではないだろうか。数年後、驚くような投手に成長を見せていることを期待したい。
更新日時:2012.08.13

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