藤本 海斗選手 (九州国際大付)

藤本 海斗

球歴:九州国際大付

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:右 /

身長:180.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 テイクバックした腕をコンパクトに畳んで投げる投手で、ボールが見えてからの時間が短く打者としては差し込まれやすいフォームに特徴がある。 (ここに注目!)  球速以上に打者の手元まで伸びてくる球質で、この球を軸にした実戦的な投球が光る。 (投球内容)  球速は135~141キロと驚くほどではないが、両サイドにボールを散らせてきます。変化球は、結構縦に割れるスライダー。それにチェンジアップは、空振りを奪える落差もあります。  牽制も鋭く、クィックも1.05~1.15秒ぐらいと素早い。投球センスと、適度なまとまりを兼ね備えた実戦派。 <長所>  最大の良さは、球持ちがよくボールにしっかりバックスピンを加えられるところ。また適度に体重を乗せることもできており、打者の手元まで生きた球が投げられます。  腕の振りもよく、速球と変化球の見極めも困難。グラブも最後まで内に抱えられており、両サイドの投げ分けも安定しています。 <課題>  足の甲での地面への押し付けが浮いてしまい、力を入れて投げるとボールが上吊りやすい欠点があります。  また着地までの粘りが不十分なので、打者としては合わせやすいフォーム。その辺をテイクバックをコンパクトにしたり、ボールを長くすることで補おうとしています。しかし身体の開きも早くなりがちで、この辺を改善できると厄介なフォームになるはず。実戦派を追求して欲しい選手だけに、フォームへの探究心を忘れないで欲しいところ。
更新日時:2016.08.12

将来に向けて

 更に身体を鍛えて、コンスタントに140キロ台に乗せられて来ると面白いと思います。フォームも合わされやすさと開きの早さ、粘り強さを追求して取り組めば応えを導くことができるでしょう。  大学などでの活躍も期待できる選手であり、技術的肉体的な成長を遂げれば、卒業する頃には実戦派としてその上のレベルも見えて来るかもしれません。期待して、今後も追いかけてみたい投手でした。
更新日時:2016.08.12

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