平良 勇貴選手 (沖縄尚学)

平良 勇貴

球歴:沖縄尚学

都道府県:沖縄

ポジション:二塁手

投打:右 / 左

身長:164.0 cm

体重:60.0 kg

学年:卒業

寸評

 沖縄尚学では下位打線ですが、ボールに当てる技術と切り返しの早いセカンド守備が目立ちます。攻守に、センスを感じさせる好選手。 (第一印象)  始動が早すぎるのは気になるのですが、足を下ろすタイミングを球種によって変える器用さがあるのは非凡。あとは、力負けしないだけの強いスイングができるようになるのが課題ではないのでしょうか。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間は、4.25秒前後と高校生としてはまずまず。ただ上のレベルの野球を意識するのならば、更にもうワンランク上の走力を求めたいところ。  一番の魅力は、捕ってから素早く切り返すキレのあるセカンド守備。プレーにスピード感があり、この守備は上のレベルでも通用するものがありそう。 (打撃内容)  前足を軽く引いて、実にバランスよく構えます。始動が投手の重心が下る前から動き出すので、長く空中で足をあげておかないといけないので、バランスを維持するのが大変です。典型的な、ボールに合わせるタイプのアベレージヒッター。 <長所>  始動~着地までの十分な「間」が取れており、更に球種によって足を下ろすタイミングを図る特殊技術の持ち主。そのため、いろいろな球にタイミングを合わすことができます。真っ直ぐ踏み込んだ足元も、インパクトの際にブレません。緩急だけでなく、どのコースに対しても幅広く対応できる打ち方。  バットの振り出しもよく、ボールを捉えるまでにロスがありません。ボールを捉える時も、バットの先端であるヘッドを立てられるので、ボールをフェアゾーンに落とせる確率が上がります。足の上げ下げも静かで、目線も動かないので的確にボールを追えます。身体の開きも我慢できていますし、軸足にも粘りが感じられます。 <課題>  打撃の準備である「トップ」の形を作るのが、バットを引くのが遅れ差し込まれます。始動が早すぎるので、フォームのタイミングを変えられてしまう危険性があります。始動は早くても、投手の重心が下がり始めてからで十分ではないのでしょうか。
更新日時:2012.12.31

将来の可能性

 当てる技術に関しては、沖縄尚学でも一番ではないのでしょうか。ただトップの遅れやスイングの弱さがあり、まだその技術を生かしきれていないのが残念。守備・走力共に一定レベルはありそうなので、更にこの冬の間に売りにできるレベルまで引き上げて欲しいですね。非常にセンスに優れた選手なので、筋力がついて来ると楽しみだと思います。
更新日時:2012.12.31

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