川村 尭選手 (須賀川桐陽)

川村 尭

球歴:須賀川桐陽

都道府県:福島

ポジション:内野手, 投手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 前評判では最速135キロの直球を投げる右の本格派右腕として注目を浴びていた投手。実際に見て、評判通りの直球は投げ込んでいたので、取り上げようと決めた。 (投球内容)  右オーバーから振り下ろすストレートは常時130キロ前後で、最速は135キロは計測していそうで、角度のある直球だった。指にかかった時の直球は中々の威力を感じられる。  変化球はスライダー、カーブ。特に外角へ大きく曲がるスライダーを得意としており、スライダーとのコンビネーションで抑え込んでいく。ただピンチの時の投球が単調で、速球が高めに浮きやすく、痛打されやすい。ではスライダーを投げて交わしに行こうと思ったら、打者もスライダーで投げることが分かっているからスライダーも痛打されている。  もう少し打者を見たり、間合いを外したりして、相手の間合いで打たせない工夫が必要だ。 (投球フォーム)  セットポジションから左足を高々と上げて、右足は一本足で立つ。これほど足を高く上げながらも、バランス良く足を引きあげている。左足をショート方向へ伸ばしていきながら、重心を沈みこんで、前足を送り込んで着地する。ゆったり着地するように見えているが、踏み込んだ足が開いてしまっており、それにより若干開きが早くなっている。  ただ重心移動は捕手方向へ真っすぐ向いており、踏み出し足の使い方も悪くなく、軸足をしっかりと折り曲げて、下半身を使って投げる意識が見られる。左腕のグラブを真っすぐ伸ばしてテークバックは内回りの回旋をしていきながら、しっかりとトップを作ってリリースに入る。肘をしならせて打者寄りでリリースすることが出来ており、踏み込んだ足が突っ張らずに滑らかな体重移動を実現し、フィニッシュまで最後まで絡めて腕を振り抜く事が出来ている。
更新日時:2012.08.15

将来の可能性

 体格も良く、下半身を土台とした綺麗なフォームをしているので、体力面の成長で比例して伸びていく素材だと感じさせた。地方の大学でもいいので、上のレベルを活躍することを目標に抜かりのない取り組みで、数年後には社会人、あるいはプロを狙える逸材に成長しているか注目していきたい。
更新日時:2012.08.15

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