
細川智裕一塁手
新田4番細川、
「坊ちゃんスタジアムの申し子」たる驚愕アーチ!
2000年5月、愛媛県野球の新殿堂として産声を上げた松山中央公園野球場 (坊っちゃんスタジアム)。10周年を迎える今年は、来る8月28日の東京六大学野球連盟史上初開催「東京六大学オールスターゲーム」をはじめ、数々のイベントが行われることになっている。
そして8月22日、その記念事業の1つとして開催されたのが「夏季新人大会中予地区・南予地区優勝校交流試合」。4対0と済美を完封した決勝戦をはじめ、中予地区新人戦を5試合40得点と圧倒的な強さで勝ち上がってきた新田と、甲子園帰りの宇和島東を2回戦で破った帝京第五に決勝で8対4と快勝。こちらも同じく5試合40得点と打棒が爆発した南予地区新人戦優勝・川之石との対戦は、東予地区優勝の今治西を含めた秋の愛媛県高校野球勢力地図を占う上でも注目が集まるゲームである。
しかし試合は15安打で9点を奪った新田の圧勝に。特に4番の細川 智裕一塁手が「インコースの変化球をさからわず引っ張って」1回に放った高校通算
27号となる先制2ランは、左80kg、右75kgの鉄人リストの威力を活かし、打球音すらなくあっという間にホームから99.1m・フェンスの高さ4.9mというレフトスタンドの中段まで運ぶ驚愕の一発であった。
さらに言及すればこの細川、坊ちゃんスタジアム開催での公式戦では今夏愛媛大会準々決勝・松山北戦、準決勝・済美戦に続き3試合連続アーチ。高校通算48号の秋山拓巳(阪神)、高校通算47号の鵜久森淳志(北海道日本ハム)ですらできなかった快挙を「上から叩くことだけを意識して」いとも簡単にやってのける辺り、底知れぬ可能性を十分に感じさせる。
試合後には新主将らしく「夏に2年生の多くが試合に出ていたので勝てているだけ。秋に勝てるチームになるために、チームとしも、個人としても締めていきたい」と殊勝な言葉に終始した細川。とはいえ例え秋以降の愛媛県高校野球界がどんな状況になろうとも、周囲の注目が173cm・95kgの「坊ちゃんスタジアムの申し子」中心に一年間回ることだけは間違いない。
(文=寺下 友徳)
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| 新田 | 2 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | ||||||
| 川之石 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
新田:中川昌弘、日野祐貴、河野衛、柚山隼人-髙橋祐樹 川之石:山下楓馬、伊藤義明、二宮誠司-道岡明俊
新田:細川智裕(1回表2ラン)
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