遠藤友彦の人間力!

印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

第47回 引退後が本当の勝負2017年10月02日

【目次】
[1]現役時にできていたことが引退後には…。
[2]本当の戦いは引退してから!
[3]引退して技術以外を残せる人

現役時にできていたことが引退後には…。

ミーティング中の選手たち(写真はイメージ)

 三年生が引退し新チームがスタートしています。秋大会もほとんどのチームは敗戦終了し、勝ち残っているチームはエリア大会で甲子園を目指しています。新チームの指導に行くと、引退した三年生が挨拶に来てくれます。

「お世話になりました。進路は●●を目指しています!」

 少し伸びた髪の毛は「引退した野球選手」そのものです。野球をしているときは何事にも一所懸命でしたが、引退してからの行動は誰も見ていないからこそ大事です。あれだけ野球部ではきっちり整理整頓していたのに、引退してからだらしなくなったりする選手もいます。

 今までは野球部として取り組んでいたから、自分だけじゃなく周囲の仲間も実践していました。引退して「自分だけ」になると、今まで取り組んできたことを疎かにする選手は多いです。

 上級生は下級生の見本となるべき。現役時代は「後輩に何かを伝えよう」と頑張った選手はたくさんいます。自分のことだけじゃなく、後輩のことも考えながら動いていました。

 しかし引退して数か月後・・

 後輩が「あの先輩みたいにはなりたくないな」、尊敬していた先輩が引退して適当になっている姿を見てがっくりしているケースもあります。校則違反の茶髪や、服装の乱れがある人もいます。

 現役中に「なぜ当たり前の実践をするのか」を選手に話します。整理整頓が得意な選手は稀です。大抵は苦手で、意味を唱えながらも最初は「やらされた感覚」で嫌々行います。

 口うるさい指導者がいるから仕方がなく始めた当たり前の実践も、引退する直前には自分の意思も入り周囲から褒められるほどの実践になります。実戦の意味を説くときに、人に言われるからやるとか、野球で勝つためにやるのではなく、自分をよくするために実践すると伝えます。

 誰もが面倒くさいと思えることを継続することによって、自分に我慢力がついて強くなっていきます。自分がよくなっている感覚が分かった選手は引退後も継続します。サポートしているチームの現役選手たちには必ず「引退後」の話しもします。

【次のページ】 本当の戦いは引退してから!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第48回 大手前(大阪)マネージャーはチームの大きな戦力!【頑張る!マネージャー】
第47回 盛岡大附のマネージャーが選手たちと歩む努力の日々【頑張る!マネージャー】
第46回 地元の希望の光!地域密着型チーム、梼原野球部を支えるマネージャー!【頑張る!マネージャー】
第106回 香川県立志度高等学校(香川)【僕らの熱い夏2017】
第103回 観音寺総合高等学校(香川)【僕らの熱い夏2017】

コメントを投稿する

プロフィール

遠藤 友彦
遠藤 友彦(えんどう ともひこ)
  • 有限会社ゴーアヘッドジャパン(GAJ)代表取締役
  • ウガンダ国際交流実行委員会 会長
  • 札幌清田高校 ~ NTT北海道 ~ 有限会社ゴーアヘッドジャパン
  • 公立高校より社会人野球「NTT北海道」へ進み、16年間現役生活を送る。
    捕手として北海道ベストナインを3度受賞。都市対抗では、4年連続初戦本塁打の偉業を達成する。
    NTT北海道50年の歴史で、通算打率3割4分1厘は歴代4位の成績。
  • 引退後、平成17年春に自ら起業『ゴーアヘッドジャパン』を設立。
    野球塾を中心に、子どもの講座や、本氣塾、秘密塾などの大人向けの講座などを全国で展開している。
  • 北海道の野球の歴史を変えた、平成16年の駒大苫小牧高校野球部全国制覇の陰の立役者としても有名。「駒苫の知恵袋」として活躍した。
    弱者の戦いで、強者に立ち向かうメンタルの魔術師。
  • 講演活動も積極的に行い、年間200講演や社員教育を全国的に実施している。
    企業・異業種・教育関係・PTA・スポーツ関係など多岐に渡る。
  • 2008年1月に北海道で行われたウガンダ・北海道の国際交流事業を手がけ、ウガンダの少年を北海道に招待し、大規模な国際交流を成功させた。
    百年後の日本の未来を考え、志高い方々とともに活動している。
  • ■ 著書「考える野球」「日本を救う!当たり前基準」「鷲谷修也の挑戦
    通称「エントモ」と呼ばれている。
    ■ 座右の銘は、『流汗悟道』
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム