第16回 台湾のスーパースター・張泰山選手に聞く!打てるゲン担ぎ!2016年07月28日

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 台湾野球界のスーパースター・張 泰山(チャン・タイシャン)。日本では、「台湾のイチロー」とも称されるほど、これまでに数々の記録を打ち立ててきた。
高校を卒業してすぐに台湾球界にプロ入りすると、過去20年間で、2134安打・289本塁打・1338打点を記録。いずれも、台湾球界では前人未踏の記録を打ち立てている。さらに、国際大会では、チャイニーズ・タイペイ代表として、2004年五輪、2006年WBCにも出場し活躍。台湾国民から愛される張泰山だが、40歳となった今年、新天地でプレーすることを決めた。

 今年から日本の独立リーグ、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでプレーしている張 泰山だが、今回はそんな台湾のスーパースターに、日頃取り組んでいるゲン担ぎを伺った。

ゲン担ぎは、ユニフォームの袖がポイント!

張 泰山(徳島インディゴソックス)

 私は、打席に入る前に、必ずユニフォームの袖の部分をめくります。サインを見るときも、また、一球目がボールになって、次のボールが来る前にも、毎回ユニフォームの袖をめくりますね。左腕の袖、右腕の袖、順番にめくっていくんです。このゲン担ぎを取り入れたのは、プロ入り2年目の19歳か20歳くらいの時ですね。この動作をすることで、柔らかな気持ちで、打席に入れる。気持ちを落ち着かせて打席に入れるので、いつの間にか、これがルーティーンの一つになってきました。

 この動きをやらずに打席に入ると焦ってしまうんです。もし、袖がないデザインのユニフォームを着ていたとしても、それでも袖のあたりをクルクルと上に上げちゃうでしょうね。それくらい自分にとっては、自然なゲン担ぎなんです。
あとは、試合中に良い場面が回ってきたときは、いつも緊張するので、その時は子供の頃、教会で教えてもらった歌を歌って打席に入ることもあります。そうすると、リラックスできるんです。

 ちなみに、他の選手で多いゲン担ぎといえば、勝った時の帽子は洗わないという選手もいますね。台湾の若い選手は、外国の選手の真似をする選手が多いです。例えば以前、台湾球界に体格がイチローに似た選手がいました。彼はイチロー選手の大ファンで、イチロー選手がバッターボックスに入るときのルーティーンの動作をソックリ真似していましたね。

 今は、台湾では僕のルーティーンの袖をめくりあげる動きをして打席に入る子供たちや草野球のファンの方々もいるようで、それを聞くとうれしいですね。ちなみに台湾では、野球の神様といえば、日本のような神様という捉え方ではなくて、神様よりも「コーチ様」っていう考え方があるんですよ。やっぱり、監督やコーチが一番怖いですからね(笑)

 張選手、ありがとうございました!いつも明るくて、ユニークで、張泰山の周りには自然と笑顔が生まれる。しかし、勝負事になると、雰囲気は一変!そんな野球選手としても魅力たっぷりな張泰山選手が所属する徳島インディゴソックスは、7月下旬から後期シーズンに突入する。ぜひ、張選手の打席に入る際のゲン担ぎにも注目してほしい。

【勝てる!ゲン担ぎ特集】も注目!

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編集長 安田 未由(Myu Yasuda)
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  • ■ <書籍>主な寄稿・出版物
  • 野球ノートに書いた甲子園 シリーズ全5巻(2013年~2017年/KKベストセラーズ)
    ・スポーツ感動物語 アスリートの原点「遅咲きのヒーロー」(2016年/小学館)
    ・甲子園だけが高校野球ではない 1&2巻(2010年~/監修・岩崎夏海/廣済堂あかつき出版社)
    ・ただ栄冠のためでなく(2011年/共著/日刊スポーツ出版社)
    ・「高校野球は空の色」「高校野球が教えてくれたこと」など大学時代に3冊出版
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