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第29回 【内野守備上達ドリル・後編】國學院大学 上月 健太コーチに聞く「上達のポイントは持ち替えのスピード差」2016年11月01日

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【目次】
[1]気持ちは守るのではなく、攻める
[2]実践!内野手上達ドリル!
[3]スローイング時の注意 / どんなプレーがしたいのか

 守備特集「内野守備上達ドリル」前編では、「選手の本質を見出すキャッチボール」について、國學院大硬式野球部・上月 健太コーチに解説をしていただきました。後編では、上月コーチに捕球時の流れや持ち替えドリルなどを実際の写真つきで教えていただきます!

気持ちは守るのではなく、攻める

 上月コーチに捕球の仕方や捕球位置について解説いただいた。こちらは上月コーチにモデルになっていただき、捕球の流れ、捕球の仕方を実践してただいたので、画像と上月コーチの説明を読みながら理解を深めてほしい。



【捕球時の流れ】


【捕球時の流れ】

 捕球はだいたい左足が前に出る形で捕ります。ただ、左足を出して捕ると思われがちですが、その前の右足に体重が乗っている段階で、打球にどう入ってどう捕るかを判断して、左足を出しながら捕ると、次に出す右足が出しやすくなります。この右足がスローイングの1番のポイントなのですが、しっかりと投げる方向に踏み出す。方向性もそうですし、バッティングのトップを作った状態と一緒で、力を生むのも右足なんです。そして、続く左足も投げる方向に踏み込んで投げると送球が安定します。

 ただし、気をつけてほしいのが、形ばかり意識して、バウンドを合わせなかったり、その形でなければ駄目だと考えてしまうようになること。普通に出れば捕れるのに、形を作ることがメインになって自分が捕りやすいところで捕らずにエラーしてしまう高校生も見かけます。壁当てとかで、こうやって捕るといった意識づけはするにしても、実際に捕球するときは捕ることに集中してください。

球を握る感覚○

 球の掴み方に関しては、究極を言えば手を使わないで捕る。力を抜いて自分のヘソの前で優しく拾い上げる感じですね。手を使って捕ろうとするとグッと握ろうとする。そうなると球の持ち替えがスムーズに行いにくい。高校生と大学生のプレースピードの差は、この持ち替えの差によるところが大きいと思います。高校生はだいたいの選手が捕ってステップしてから持ち替える。でも大学のレギュラークラスになると捕って持ち替えてからステップして投げる。あるいはステップしながら持ち替えている。そうすることで早く投げる状態が作れて、素早く、精度の高い送球ができるようになりますし、ジャックルもしなくなります。

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プロフィール

鷲崎文彦
鷲崎 文彦
  • 生年月日:1975年
  • 出身地:東京都
  • ■ 小学3年から野球を始め、高校では硬式、大学では準硬式で野球を続ける。大学卒業翌年にはOBが務めるのが慣習だったこともあり、準硬式野球部の監督を経験。以後、フリーライターとして週刊誌、月刊誌、ムック本などでスポーツを中心とした取材、執筆活動を展開。
  • ■ 理系出身であることを生かして「図解雑学 野球の科学」(ナツメ社)の製作に携わるなど、あらゆる角度からスポーツにアプローチし続けている。昨年、小関順二氏、氏原英明氏とともに「検証 甲子園2009」(講談社)を刊行。「高校野球ドットコム」では安福一貴の「塁間マネジメント」の構成を担当。書籍からネットと幅広く活躍。
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