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敦賀気比高等学校 【北信越代表】

2011.11.21

第42回明治神宮野球大会 チーム紹介 敦賀気比高等学校 【北信越代表】

敦賀気比高等学校北信越地区・福井12年ぶり3回目

チーム紹介

  • 北信越大会(第125回北信越地区高校野球大会)でのチーム打率は3割2分4厘。1回戦から準決勝まで二桁安打を記録し、決勝の地球環境戦(2011年10月22日)でも9安打を放った。四死球も4試合で24個と多かったのも特徴。ただし決勝では幾度もチャンスを作りながら、延長13回にサヨナラ死球で得た1点のみ。13残塁と最後に課題が出た形だ。
  • 打線は1番の前岡から3人左が並び、岡田と喜多の右2人を挟んで、下位は再び左が並ぶ。
  • ヒット数は万遍なくでたが、6番山本翔、7番山本竜、8番米満が全試合ヒットを打つなど、下位打線が特に好調だった。
  • 走塁面でカギとなる三塁コーチは、15番の竹上が務めている。
  • 東監督は今秋の新チーム結成とともに就任。OBで東出輝裕(現広島)がいた98年のチームで4番打者だった。卒業後は三菱自動車川崎を経て、中学生のクラブチーム『オールスター福井』で指導。3年前に林監督(現部長)に招聘されて母校のコーチとなっていた。
  • 初采配で県大会、北信越大会と制覇。決勝で点が中々取れなかったように、監督としての難しさを実感しながらも「選手が試合を重ねて成長してくれた」と最初の教え子たちを讃えた。

投手紹介

  • 北信越大会準決勝、決勝と22イニング連続で無失点。左右の2枚看板には絶対の自信を持っている。
  • 左腕の山本翔は1年時からエースとしてチームを引っ張ってきた。140キロ近い直球に、カーブ、スライダー、チェンジアップを持つ。県大会では準々決勝でノーヒットノーランを達成した。北信越準決勝の福井工大福井戦では緩いカーブとチェンジアップかわし、直球とスライダーを生かすピッチングで見事に完封した。中学時代は、故小林繁氏が指導していた『オールスター福井』に所属。「マウンド上で気持ちで負けない」という教えを胸に、気合のこもったピッチングスタイルが武器。「全国の強豪相手にどこまで自分のピッチングが通用するか」と神宮大会のマウンドを楽しみにしている。
  • 右腕の岸本はスリークオーター気味のフォームから、カーブ、スライダー、シンカーを持つ。北信越大会では初戦リリーフの後、準々決勝と決勝で先発した。県大会から山本翔が崩れるとすぐにリリーフする形が多く、1年生ながら東監督の信頼は厚い。
  • もう一人の鵜瀬も右投手。北信越大会準々決勝で2イニングのリリーフ登板がある。

公式戦9勝0敗

  勝ち上がり   相手
福井県大会 1回戦 7-2 足羽
2回戦 3-2 大野
準々決勝 3-0 羽水
準決勝 5-4 福井工大福井
決勝 8-3 北陸
北信越大会 1回戦 7-2 松本第一
準々決勝 11-4 新潟県央工
準決勝 5-0 福井工大福井
決勝 1-0 地球環境

北信越大会での登録選手(◎:主将)

背番号   名前 学年 身長 体重
1   山本 翔大 2 173 69
2   喜多 亮太 1 175 69
3   岡田 雄太 2 171 78
4   西原 京介 2 160 54
5   米満 一聖 1 172 61
6 西川 龍馬 2 175 64
7   溝口 育実 2 171 56
8   山本 竜彦 2 178 68
9   前岡 良太 2 172 66
10   岸本 淳希 1 179 72
11   鵜瀬 裕介 2 176 67
12   山田 誠也 1 183 80
13   宮崎 宏哉 1 173 97
14   中西 悠人 1 175 63
15   竹上 奨 2 166 58
16   比野 順貴 2 182 67
17   前田 直輝 1 173 64
18   玉村 祐典 1 178 72
記録員 塚平 健人
監督 東 哲平
部長 林 博美

決勝でのオーダー

ポジション 名前
前岡 良太
西原 京介
西川 龍馬
岡田 雄太
喜多 亮太
山本 翔大
山本 竜彦
米満 一聖
岸本 淳希

■高校別データ:敦賀気比

文:松倉雄太

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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