正しい腕の振り方(8)~投球動作に繋げよう~
投球動作に繋げよう
先月はコラムをアップできず申し訳ありませんでした。今年もどうぞ宜しくお願い致します!!!
先月末に選抜甲子園の出場校発表。教え子が今回も甲子園に出場します。頑張って欲しいです!!!
私が月1で指導させて頂いている中学校も(軟式)、3月に全国大会に出場し、私も帯同させて頂きます。3月は楽しみが盛り沢山です!!!
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写真(1) 体幹伸展・回旋エクササイズ
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さて今回は、前回お伝えしたトレーニングを投球動作に繋げるエクササイズを紹介します。まず、立ったまま、体を捻りながら反るエクササイズを紹介します。この時に注意することですが、骨盤を回してはいけません。骨盤をしっかり止めた状態で、体を捻りながら反るのです(写真(1))。また、以前紹介した腕の軌道も意識して行うことが重要です。
覚えていますか?腕の軌道?頭の上にボールが上がり、そこから頭の真後ろの高さまで下げるのでしたよね?その腕の動きも同時に行います。
そしてボールを真後ろに下げる動きですが、注意しなければいけないのは胸を張りながら真後ろに下ろす、ということです。多いのが肘を曲げて下ろすことです。しっかりと胸の張りを使うことを忘れないで下さい。
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写真(2) 骨盤回旋・体幹ストップエクササイズ
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次に上記のエクササイズを更に動作に近い動きに変換します。
それはどうするかというと、上半身の動きは同じ動きなのですが、下半身の動きが変わります。それの動きは、骨盤を今度は投球方向に90°回します。しかし上半身は先ほどと同じで体を捻り反る動きをするのです。すると最後の動作は先ほどのエクササイズと同じ動きで終了することになります。
要は先ほどのエクササイズは、下半身に対して上半身を捻る、反るという動きだったのですが、今回の動きは上半身の動きに対して下半身を投球方向に回す、という動きになるのです。
最初のエクササイズは比較的簡単なのですが、2番目のエクササイズになると上手くできない選手が多いのは、実際の投げる動作で上半身に対して下半身を捻るような動きがしっかりとできていないのでしょう。
是非皆さん試してみて下さい!!!
次回は更に動きに繋がるドリルをご紹介します。
(文・写真:久保田 正一)