高校球児100人に聞く!アンダーシャツ事情 (2015年夏版)
高校球児100人に聞く!アンダーシャツ事情あれこれ2015年07月16日
どんなに暑くても試合も練習もある。そんな過酷な生活を送る球児たちの肌を支えるものの一つにアンダーシャツがあります。この時期、何枚あっても困りません。球児たちはどんなものを選び、どんな着方をしているのでしょうか?そして、前回の調査で発覚した「新たな波」はどこまで浸透しているのでしょうか?野球総合研究所では、高校球児100人に聞いてみました。
丸首派の波、ジワリ
(左)バイオギア・ハイネック長袖、(右)バイオギア・丸首長袖シャツ
※丸首アンダーシャツとは(参考:ミズノ株式会社)
前回の野球総合研究所アンケートでは、タートルネックなどのネックあり派が8割となっていたが、今回のアンケートでは約7割。丸首派が3割とその勢力を伸ばしている。野球用品専門店への取材でも予想されていた通り、プロ野球、大学野球界での丸首ムーブメントが高校野球界にも訪れようとしているようだ。
これまでは圧倒的なハイネック信仰があったが、実際に目にすること、着てみる機会が増えることで、今後も丸首派はますます増えることが予想される。
アンダーシャツ選びの決め手は?
続いてアンダーシャツを選ぶときに重視するのは、やはり「品質や性能」。肌にじかに触れるアンダーシャツこそ、しっかりとした性能を求めたい。この部分は、メーカーを重視する、というところにもつながってきそうだ。好みの材質、質感を揃えてくれるメーカーのものを購入する安心感は何物にも代えられない。それにプラスしてお財布に優しければなお良いというのはもちろんだ。
試合用と練習用。賢く選ぶ球児が出現!
そして、試合用と練習用で分けているかどうか?
多くの種類が出ているアンダーシャツ。実はそれぞれの場面にあった機能が開発され、正しく選ぶことで快適さが増したり、パフォーマンスをより引き出せるようになっている。
こちらの球児の回答は半々。複数所持が基本というのは前回結果からも出ているが、種類まできちっと替えるしっかりものの球児も半数いるのだ。
練習用と試合用を分けるポイントは、「素材の涼しさ」と「汗の吸い取りやすさ」。肌感覚で替えた方が良いと実感しているということだ。また、機能的な部分と同数程度「色」が決め手となっているのも面白い。試合用はチームカラーに合わせ、練習用は自分色に、というオシャレな球児が少なからず存在している。
その他、「そのアンダーシャツを着ていたらよく打てたから」というゲン担ぎ目的もあった。指定されたユニフォームはキチッと着こなし、少し自由の利くアンダーシャツで遊んでみるのも、球児のたしなみとなってくるかもしれない。
今回の結果は、アンダーシャツ事情にじわじわと新しい波が訪れようとしているというものだった。前回結果で得られた、「特定の効果が期待されるものをその場に合わせて選択してみる」というトレンドが主流になってきそうだ。肌感覚で感じた「物の良さ」をしっかりと選択出来る賢い球児は、これからも増えていくだろう。