夏の選手権大会からみるグラブトレンド
夏の選手権大会からみるグラブトレンド2014年09月18日
(写真提供:共同通信)
大阪桐蔭が2年ぶり4度目の優勝を果たし幕を閉じた第96回全国高等学校野球選手権。
今回、高校野球ドットコムでは、第96回全国高等学校野球選手権大会に出場した投手、そして野手たちが使用する野球用具の中でも球児たちのこだわりの高い『グラブ』について調査しました!
投手用グラブ、野手用グラブのメーカー別の使用率、さらにそこから見えてくる高校球児の最近の用具トレンドなどをお伝えしていきます。
投手用グラブの使用率はミズノが全体の4割を占める
まずは、投手用グラブにおいて、出場した投手陣のうち約4割の割合で使用されていたのは、ミズノのグラブだ。過去3年間の調査でも、ミズノのグラブは、毎年使用率は1位となっているほど、甲子園球児たちからも人気は高い。ミズノのグラブは、機能性に優れ、良質な革を使用しているミズノプロと、そして昨年度からも高校生に人気の高い、小さめの作りで軽量性のあるグローバルエリートが選ばれている。そのミズノに続いて、ZETTとSSKが並んで16%の使用率となる。
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野手が使用するグラブも43%はミズノ
投手用グラブに続いて、野手が使用しているグラブを調べると、こちらも1位は43%をマークしたミズノであった。過去3年間の調査でも毎年45%~50%台と高い使用率を誇る。昨今の球児たちへ、グラブを選ぶ際にこだわる点をヒアリングすると、『フィット感』を重視する球児たちが多い。そのため、一度選んだグラブは手入れをしながら長く愛用をしているようだ。2位は13%のZETT、3位は同率でアシックス、SSKの11%が並ぶ。
総括
今回は、選手権大会に出場した49校の球児たちが持っているグラブからトレンドを調査したが、やはり調査をはじめた過去3年間の結果からみても、毎年ナンバー1のシェア率を誇っているミズノは、高校生たちからの支持が厚いといえる。