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第131回 足首を柔らかくするためのエクササイズ2015年10月17日

 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村 典子です。

 野球選手にはさまざまな体力要素が求められますが、体の柔軟性もその一つです。筋肉が硬くなってしまうとどうしても動作がぎこちなくなってしまいますし、低い捕球姿勢をとりづらくなります。また当然のことですがケガをしやすくなることも指摘されています。ここ最近では西洋式の生活スタイルが定着したことにより、股関節や足関節が硬い選手も多くなってきました。今回は特に足首に関する柔軟性について、チェック方法や自分でできるストレッチなどをご紹介したいと思います。

【目次】
[1]足首の柔軟性をチェックしよう
[2]足首を曲げるストレッチ

足首の柔軟性をチェックしよう

膝を抱えてしゃがむことができますか

 現在の生活スタイルでは食事や勉強などで椅子に座っていることが多く、直接地べたに座っての正座やあぐらなどの姿勢をとることが少なくなりました。またトイレも洋式トイレが主流になり、深くしゃがみ込む和式トイレは使いづらいという人も増えてきました。こうしたことが柔軟性低下の背景にあると考えられています。

 まずは自分の足首の柔軟性をチェックしてみましょう。両足をそろえて立ち、その状態からしゃがみこんで膝を抱えます。かかとが浮かず、後ろに体勢を崩すことなく保持できますか? かかとが浮いてしまうという場合は足首の柔軟性が低下していることが考えられます。ケガをしないよう十分に気をつけてチェックしてみてください。

足首の硬さは全身に影響する

 足首の硬さは足関節捻挫など直接的なスポーツ傷害のリスクが高まるだけではなく、体全体に大きな影響を及ぼします。以前にもお話した足首の「免震」構造は、柔軟性があることによって地面からの反力を分散させることが可能になるのですが、柔軟性の低い「耐震」構造の足首では、地面から受けるストレスを直接膝や腰などに伝達してしまうからです(参考ページ「腰痛対策のコンディショニング2」)。

 また足はあの小さい面積であなたの体重を一手に引き受けています。足首が硬い状態で少しでもバランスが崩れたりすると、筋力の弱い部分に大きな負荷がかかりケガを誘発してしまうことになるでしょう。

注目記事
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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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