第187回 瞬発力を鍛えるプライオメトリクス・トレーニングとは2018年02月15日

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【目次】
[1]瞬発力を鍛えるために必要なもの
[2]取り組みやすいプライオメトリクスのエクササイズを紹介!

 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

 まだまだ寒さ厳しい季節が続きますが、そろそろ本格的な野球シーズンに向けて、選手の皆さんは日々練習に励んでいることと思います。オフシーズンの地道なトレーニングの成果が現れるまであともう一踏ん張り!ですね。さて今回はトレーニングを続ける中で、「瞬発力をつけたい」という選手も多いと思います。瞬発力とは何か、どのようにすればそれが鍛えられるのかについてお話をしたいと思います。

瞬発力を鍛えるために必要なもの


メディシンボールを使って行うサイドスローもプライオメトリクス・トレーニングの一つ

 トレーニングを行っているとよくいわれるのが「瞬発力をつけたい」というもの。野球の動作における瞬発力はもともとの基礎筋力があり、そこにスピードが加わることによって一瞬の動作(短時間)で爆発的な力を発揮することを指します。軽い動作でスピードを追い求めること=瞬発力と勘違いしてしまうこともありますが、基礎筋力が低い状態でいくらスピード強化を行っても、一瞬で大きな力を発揮することにはつながりません。まずは自分の体重をプレーの中で自在に操れるだけの筋力を強化すること。自重トレーニングでバランスが崩れてしまう状態であれば、瞬発力強化の前にまずは基礎筋力を高めることが必要になってきます。

自分の身体を使って行うプライオメトリクス

 プライオメトリクス・トレーニング(以下プライオメトリクス)という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。これは自分の体重を使って行う瞬発力を高めるためのトレーニング方法の一つで、伸張反射という生理現象を利用し、短時間で筋肉を収縮させるようにするものです。筋肉は大きな力で引き伸ばされると、危険を察知して素早く収縮する反射作用が備わっており、これを利用すると脳からの指令をまたずに筋肉を収縮させることができるため、反応時間を短縮して素早い動きにつながるとトリクスについても、今持っている筋肉の力を最大限発揮させるためのトレーニングになるので、もともとの筋力が少ないと大きなパワーを生み出すことはむずかしいと考えられます。また高強度のトレーニングとなるため、通常のトレーニングに比べ、ケガをするリスクも高くなります。

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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