第184回 足指エクササイズの重要性と方法2017年12月31日

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【目次】
[1]「浮き指」になっていないかチェックしよう
[2]足指のエクササイズ

 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

 オフシーズンは自分の身体と向き合い、自分のコンディションをよりよい状態にレベルアップさせる最適な時期といえるでしょう。地面に足をついて行う動作は必ず足裏が体重を支え、野球のパフォーマンスアップにも貢献しますが、その面積は意外と小さく、普段意識することも少ないのではないかと思います。
 今回は、足裏がより機能的に動くようにするための足指チェック方法とエクササイズをご紹介します。

「浮き指」になっていないかチェックしよう


健康な足は三点で地面をとらえるのに対し、浮き指の足は二点保持となり、バランスを崩しやすい
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 裸足でまず地面に立ってみましょう。自分の足がいわゆる「浮き指」になっていないかをチェックしてみましょう(図184-1)。上からチェックしても指が浮いているかどうか見逃しやすいので、誰かに横から確認してもらうか、もしくはレポート用紙程度の紙をつま先の方から地面に沿わせていき、足指のところで紙が止まるかどうかを確認します。紙が指のところで止まらず、足裏まで滑り込んでいくようであれば浮き指になっている可能性があります。

 体重を支える足裏は、指と指の付け根部分(拇指球のライン)と踵(かかと)部分の3点で身体を支えているのですが、浮き指になっている選手は指の支点が使えないため、指の付け根部分と踵部分の2点保持になってしまいます。2点保持の状態でバッティングやピッチングをしようとするとどうしても体重がかかと部分に乗りやすくなってバランスを崩してしまったり、片足で立ったときにバランスが保てずにグラグラと不安定な状態になったりすることが予想できます。

 また、地面の反力を活かしてパワーを出そうとするときも、足指が浮いた状態では、力の伝達がうまくいかずに、持っている力はあるのにそれを発揮できないといったことも考えられます。足からの力がうまく伝達できないと、何とか力強く動かそうと上半身に頼った動作になってしまい、上肢のケガをしてしまうことも安易に想像できます。

【次のページ】 足指のエクササイズ

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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