印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

第167回 身体のキレを出すには?おススメのドリルとストレッチ法を紹介!2017年04月15日

 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村 典子です。

 4月に入り、春季大会が各地で開催されています。選手の皆さんには土台作りを中心としたオフシーズンの成果をプレーで発揮し、野球を思う存分がんばってほしいと思います。さて今回は試合を行う機会が増えるこの時期に、意識したい「身体のキレ」についてお話をしたいと思います。

【目次】
[1]身体のキレとは? / 野球に必要な腰の回旋動作
[2]股関節の動きを意識したドリル / 体幹を十分にストレッチする

身体のキレとは?

 試合前になると「身体のキレを出したい」「機敏に動きたい」と考える選手は多いと思います。そもそも「身体のキレ」とはどのようなことを指しているのでしょう。皆さんの想像としては「機敏な動き」「スピード感あふれる動き」「軽いフットワーク」「素早い反応」といったものが挙げられるのではないでしょうか。

 反対にこうした動きが伴わない状態を「身体が重い」「動きが鈍い」という感覚でとらえているのではないかと思います。一般的には動作と動作の間が短い、切り返しが早いことを「キレのある動き」として表現しますが、特に野球選手については下半身の力を上半身に素早く伝えられることが求められます。そしてこの下半身から上半身へと力を伝達するときにポイントとなるのが股関節です。

野球に必要な腰の回旋動作

スイング動作をより素速く行うことで大きなパワーを生み出すことができる

 スイング動作を考えてみると、腰がスムーズにひねられる(回旋する)ことで下半身からの力を上半身へとつなげていき、最終的には腕から手、手からバットに力を伝達してボールを打ち返すことができます。腰の回旋動作をより速く行うことでスイングスピードが増し、より大きなパワーへと変換されます。また守備や走塁などに見られる切り返し動作の素速さは、下半身と上半身がそれぞれ違う動きに耐えられるようにしなければなりません(いわゆるツイスト動作)。

 逆方向へのターンを行うとき、足が地面に接地したときに身体全体が進行方向へ流れてしまうのではなく、下半身をしっかりとひねって逆方向に切り返すためのスピードと柔軟性が求められます。こうした動きを素速く行うためには股関節の動きをよくすることと、体幹の柔軟性を高めることが必要となります。

【次のページ】 股関節の動きを意識したドリル / 体幹を十分にストレッチする

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第31回 【動画】「股関節が硬い選手のための効果的なトレーニング」【仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本【守備編】】
第42回 リリースポイント(7)~股関節を曲げる角度とリリースストップエクササイズ~【本気の心・技・体】
第4回 【動画】正しい立つ動作を身に付けよう(1) 【土肥義弘のケガをしない!勝てる投手育成講座】
第3回 【動画】正しいトップの位置を身に付けよう(3) 【土肥義弘のケガをしない!勝てる投手育成講座】
第2回 【動画】正しいトップの位置を身に付けよう(2) 【土肥義弘のケガをしない!勝てる投手育成講座】

コメントを投稿する

プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
  • 講演依頼はこちら
    講演・セミナー依頼受付中
  • 部室に一枚!!RICEポスターを無料配布中!!ダウンロードはこちらからDownload


ケガに強くなる!セルフコンディショニングのススメ
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム