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第164回 環境が変わってもストレスをためずにプレーするためには?2017年02月28日

 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村 典子です。

 いよいよ野球シーズンが近づいてきました。練習試合解禁日が来月8日に迫り、月末からは公式戦が始まる地域もあると思います。これに伴ってさまざまな学校への移動であったり、合宿遠征などを行うために移動する機会も増えるのではないでしょうか。今回はさまざまな移動時や遠征合宿などにおけるセルフコンディショニングについてまとめてみました。

【目次】
[1]移動によるストレスを減らす
[2]体調を崩さないための環境対策 / 環境が変わっても日々の習慣は変わらない

移動によるストレスを減らす

バスの車内は窮屈な姿勢を強いられがち。適度に休憩して身体を動かすようにしよう。

 遠征先まで移動する手段としては電車(新幹線)やバス、車、さらに遠方であれば飛行機などさまざまな交通手段が考えられます。どの交通手段を利用しても移動時間が長くなると窮屈な姿勢で座っていなければならないことも多く、腰椎に負担がかかって腰が痛くなったり、十分なスペースがないために足を曲げた状態でいなければならないこともあります。特に身体の大きい選手ほどその負担は大きくなりがちです。移動時間が長くなるほど、身体を動かさない時間が多くなってしまうので、適度に休憩をとってそのたびに立って歩いたり、身体を動かして軽いストレッチを行ったりして、緊張した筋肉をほぐすようにしましょう。

 移動中の服装はなるべく身体を締め付けないものを選ぶようにし、移動中で座っているときにも時々足首をゆっくり回すようにすると、足のむくみ解消やエコノミークラス症候群※の予防につながります。また機内や車内などは特に乾燥しやすいため、喉の保湿を目的としてマスクやのど飴を準備する、こまめに水分補給を行う等、風邪などの感染症予防を心がけましょう。

※エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症:じょうみゃくけっせんそくせんしょう)
座りっぱなしの状態で長時間過ごしていると、下肢の血管に圧迫ストレスがかかり続けて血のかたまりができ、それが血流にのって肺の血管をふさいでしまうことで起こる症状。呼吸困難や動悸を起こすことがあり、そのまま放置しているとどんどん症状が悪化してしまうので適切かつ迅速な対応が必要となる病気。適度な運動の他、こまめに水分補給をすることでも予防することが出来ると言われている。

【次のページ】 体調を崩さないための環境対策 / 環境が変わっても日々の習慣は変わらない

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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