Column

【秋季神奈川地区予選】県大会を目指して…注目のブロック、注目チームを紹介!

2015.08.20

 20日から開幕する神奈川秋季県大会の地区予選はリーグ戦である。ブロック予選は一部の会場を除いて、学校のグラウンドで行われる。学校のグラウンドを持たないチームは強豪のブロックに入りやすい。今回はどのブロックが注目なのか、また神奈川の注目チームや選手も合わせて紹介したい。

桐光学園、横浜、日大藤沢の有力校の戦いぶりに注目

 強豪校が揃う横浜地区川崎地区湘南地区だが、地区予選から面白い戦いが期待できそうだ。

公家 響(横浜)

横浜地区

 横浜、横浜商大、桐蔭学園横浜創学館横浜隼人慶應義塾といった有力校が登場するブロック。横浜は来年のドラフト候補に挙がるエース・藤平 尚真、スラッガー・公家 響、1年生ながら走攻守で引っ張る増田 珠と逸材揃いのチームで、有力候補に挙がるだろう。横浜商大は強打者・渡部 健人に注目。
また桐蔭学園横浜創学館慶應義塾横浜隼人は3年生主体のチームだったが、部員数が多く選手層が厚いので、どんな新戦力が出てくるのか注目である。さらに伝統校・横浜商と強打者・杜 秀介が注目の瀬谷も同じブロックで、県大会出場へ向けて白熱した戦いが期待できそうだ。夏ベスト8の山手学院の新チームの戦いぶりも注目される。

川崎地区

 桐光学園法政二などが集まったブロック。やはりこの2校がリードする存在となっていくのではないだろうか。

 4強桐光学園は、強打者・中川 颯、攻守に期待がかかる逢坂 倫充、守備の要・大坪 亮介と夏の大会の経験者がいることがポイント。そして、何といってもこのチームは次々と新戦力が出てくるので、今後もどんな選手が出てくるのかに注目したい。法政二は初戦敗退に終わったの雪辱を果たすために重要な大会になりそうだ。

 また4強の神奈川橘と16強の大師が同じCブロック。神奈川橘は、キレのある速球が持ち味で野手としても好守備を見せる高田 晃大が注目。大師は夏から先発投手として活躍する中村 励維に注目だ。

湘南地区

 注目はAブロック。4強日大藤沢や、慶應藤沢が同ブロック。日大藤沢は前チームから投げていた左腕・大倉 和樹、攻守にセンスを感じさせる1年生ショート・菅原 裕太の2人がキーマンになりそうだ。Cブロックに登場する藤嶺藤沢は元西武の石井 貴コーチの下鍛え上げた投手力がどんなパフォーマンスを見せてくれるか。Dブロックの湘南は伝統的に打力が高く、今年は前チームから1番を打っていた笠原 健吾を中心に勝負する。


注目記事
・2015年秋季大会特設ページ
・第97回全国高等学校野球選手権大会特設ページ

このページのトップへ

[page_break:一番の注目は強豪同士の戦いが多い西湘地区]

一番の注目は強豪同士の戦いが多い西湘地区

 横須賀地区北相地区西湘地区も見逃せないカードが続く。

横須賀地区

 横須賀地区を引っ張るのは三浦学苑湘南学院横須賀総合三浦学苑は伝統的に能力が高い選手を揃えるチームで、この秋もどんな新戦力が出てくるのか。湘南学院は夏初戦敗退に終わった雪辱を晴らしたい。強豪ひしめく神奈川で健闘を見せる横須賀総合の新チームの戦いぶりにも注目だ。

北相地区

 注目はGブロック。相模原相模原総合と相模原市では東海大相模に次ぐ強豪校が同ブロックということで、盛り上がりを見せそうだ。またこの夏1回戦で敗れたとはいえ、横浜相手に力投を見せた光明相模原植田 新之介投手が面白い存在だ。

高田 孝一(平塚学園)

西湘地区

 ベスト8平塚学園がこの地区をリード。エース・高田 孝一の攻守における完成度の高さは神奈川県屈指と言っていい。高田を中心としたチームになると思われるが、新たにどんな選手が出てくるだろうか。また桐蔭学園を率いた土屋 恵三郎監督の下、着々と強化している星槎国際湘南立花学園がAブロックで、こちらも面白いカードになりそうだ。この夏16強の山北相洋はBブロックで、白熱した試合が予想される。

 今回は有力校同士の戦いが多く、なかなか見逃せない地区予選となりそうだ。どの学校が県大会へ駒を進めるか、非常に楽しみだ。

(文・河嶋 宗一


注目記事
・神奈川県の高校の野球部訪問はこちら
・2015年秋季大会特設ページ
・第97回全国高等学校野球選手権大会特設ページ

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.16

【群馬】前橋が0封勝利、東農大二はコールド発進<春季大会>

2024.04.16

社会人野球に復帰した元巨人ドライチ・桜井俊貴「もう一度東京ドームのマウンドに立ちたい」

2024.04.17

「慶應のやり方がいいとかじゃなく、野球界の今までの常識を疑ってかかってほしい」——元慶應高監督・上田誠さん【新連載『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.1】

2024.04.16

【12球団4番打者成績一覧】開幕ダッシュに成功した4番はOPS1.1超のWBC戦士!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.12

【九州】エナジックは明豊と、春日は佐賀北と対戦<春季地区大会組み合わせ>

2024.04.11

【埼玉】所沢、熊谷商、草加西などが初戦を突破<春季県大会地区予選>

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード