【春季大会展望】全国屈指の激戦区・関東。出場する強豪校の見所を一挙紹介!
5月16日に開幕する第67回春季関東地区高等学校野球大会。今年は各県の強豪校の出場が決まり、見所ある大会となっている。今大会の見所を紹介していきたい。
全国トップクラスの関東地区が残した過去5年の実績
吉田凌(東海大相模)
日本で最もハイレベルな地域といわれる関東地区。過去5年の全国大会で残した実績が圧倒的なのだ。
2011年春 東海大相模 優勝、日大三 ベスト4
2011年夏 日大三 優勝、習志野 ベスト8、作新学院 ベスト4
2012年春 関東一、健大高崎 ベスト4
2012年夏 東海大甲府 ベスト4、桐光学園、作新学院 ベスト8
2013年春 浦和学院 優勝
2013年夏 前橋育英 優勝、常総学院 ベスト8
2014年春 佐野日大 ベスト4、桐生第一 ベスト8
2014年夏 健大高崎 ベスト8
2015年春 浦和学院 ベスト4、健大高崎、常総学院 ベスト8
と優勝を経験している地域が3県、全地域がベスト8以上を経験しており、どの大会も、関東勢が必ずベスト8に入っているのである。出場するだけではなく、上位に加わって一泡吹かせようというどの地域にも感じられ、県内のレベルが急激に高まっている。そんな勢いある関東勢の強豪校が集結した関東大会。見所ありの大会となりそうだ。
選抜ベスト8の浦和学院は、地区予選で柏日体を破り、その勢いで次々と強豪を破り、攻撃力の高さがウリの千葉沼南と184センチの大型右腕・茶谷健太擁する帝京三との勝者と対戦する。機動力に加え、投打に好選手を揃える明秀学園日立は、好投手・松本 綾太、久保田倫太郎の2枚看板が注目の前橋育英と対戦する。
また吉田凌、小笠原慎之介の2人の仕上がりぶりが注目される東海大相模は、甲府工と対戦。強打者・朝山広憲が引っ張る作新学院と3位での出場を果たした聖望学園は、右サイドのエース・松本 龍尭、強打者・大野亮太に注目だ。
その勝者と対戦するのが、都大会6試合で13本塁打を記録した日大三。中でも注目が、5本塁打を放った小藤翼と、投打ともにハイレベルなパフォーマンスを見せる田村孝之介の2人である。本戦ではいきなり強打炸裂なるか。
専大松戸、健大高崎、常総学院の強豪校が集う
原嵩(専大松戸)
昨秋の関東大会ベスト8で、県大会優勝を決めた東海大甲府はエース・菊地大輝、強打者・平井 練、好打堅守の遊撃手・五十嵐誉とタレント揃い。その東海大甲府と対戦する佼成学園は、昨秋からのフォーム改造をモノにし、強豪を次々と破る原動力となったエース・小玉和樹に加え、打線も急成長を遂げた。
好左腕・高橋佑樹を中心に守り勝つ川越東と好投手・宮崎晃亮擁する相模原との対決も注目だ。
そして選抜ベスト8入りし、投打の総合力は、関東地区でもトップクラスの常総学院は、好投手・渡邊 峻平擁する国学院栃木と対戦する。
機動力を武器に二季連続の全国大会ベスト8入りの健大高崎はキレのあるスライダーを武器にする右腕・片岡優大など実力ある選手が揃う日本航空と対戦。その勝者は、原嵩など昨年からの経験者が揃い、4年連続での関東大会出場となった専大松戸と対戦する。どちらが勝ち上がっても、見所あるカードになりそうだ。
関東大会は、[stadium]山日YBS球場[/stadium]と[stadium]富士北麓球場[/stadium]の2会場で開催される。[stadium]富士北麓球場[/stadium]は、晴天時には富士山が見える絶景が魅力の球場だが、アクセスが困難で、足が運びにくい球場であった。しかし今回は富士急行線「富士山」駅より富士北麓公園までの直通バスが運行する予定。詳しい運行時間は山梨高野連のHPで確認していただきたい。
関東の強豪が集結する関東大会。夏へ向けていろいろな取り組みを行う各校の戦いぶりを注目してほしい。
(文=河嶋 宗一)
関東大会に出場する学校の野球部訪問は以下から!
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明秀学園日立高等学校【後編】(2015年04月16日公開)
前橋育英高等学校【前編】(2014年12月25日公開)
前橋育英高等学校【後編】(2014年12月26日公開)
高崎健康福祉大学高崎高等学校【前編】(2014年09月27日公開)
高崎健康福祉大学高崎高等学校【後編】(2014年12月14日公開)
高崎健康福祉大学高崎高等学校(2013年04月12日公開)
聖望学園高等学校(2014年09月04日公開)
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日本大学第三高等学校(2011年01月02日公開)
聖望学園高等学校(2010年05月31日公開
日本航空高校(2014年04月22日公開)