21世紀枠 各地区候補 紹介!北見工業(北海道)
21世紀枠 各地区候補 紹介!北見工業
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第67回秋季北海道高校野球大会で2度目の校歌を歌う北見工業ナイン
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第87回選抜高校野球大会の21世紀枠の各地区候補9校が発表された。ドットコムでは、各候補校の推薦理由と地区選考状況を1校ずつ紹介をしていく。まずは北海道地区の北見工を紹介!
北海道:北見工業(北海道・道立)
・高校別データ:北見工
・学校創立:1964年 生徒数:382人(男子358,女子24)
・野球部創部:1964年 部員数:24人(女子マネージャ1名を除く) 甲子園出場回数:夏1回(1972年 54回大会)
・秋季北海道大会ベスト8
試合前、士気を高める北見工業ナイン
北海道の東部にある北見市は日照時間が短く、11月になると午後4時過ぎには日が沈む。部員不足に陥った北見工のような普通の学校はビニールハウスを屋内練習場代わりに使っている。部員の中には電気科の生徒もおり、照明設備は部員の手作り。自分たちが作ったライトの下で素振りなどの練習をしている。また流氷が接岸する2月の平均最低気温は-14.2℃に達するものの、守備練習などは屋外で行っている。
学校には電子機械、電気、建設の3科がある。ソーラーカーチャレンジin北海道で優勝経験があるなど、先端技術を活かしてコンクールなどにも出品している。また建設の技術を生かして近くの幼稚園や小学校、公園に手作りの木製ベンチやテーブルをプレゼントしている。このほか、学校の近隣地域にゴミステーションを作って贈ったり、近くの小学校のグラウンドに防球ネットも作った。野球部員が北海道教育委員会主催の『いじめ・ネットトラブル根絶メッセージコンクール』に参加し、最優秀賞を受賞するなどボランティアに取り組み、野球部の活動も良い影響を学校内・地域に与えている。
【地区選考状況】
ベスト32から選考。上記の推薦理由に加え、北海道大会で強豪を破ってベスト8に進出した結果と、はつらつとしたチームカラーの印象から全国大会でも十分に戦える総合力があると選考会で全員一致し、北海道地区の推薦校に決まった。