第93回全国高校野球選手権大会総括(3/3)
第93回全国高校野球選手権大会総括(3/3)2011年08月27日
[nophoto]
【目次】
強打と粘り強さをみせた日大三と、光星学院の躍進
感動を与えた能代商業と、攻めのチームに転換した作新学院
花巻東・大谷、智弁学園・青山、山梨学院・小林…来年も逸材ぞろい!
[/nophoto]
花巻東・大谷、智弁学園・青山、山梨学院・小林…来年も逸材ぞろい!
花巻東・大谷翔平
山梨学院大付の小林義弘は将来性が楽しみなスラッガーだった。ゆったりとした構えからフォロスルーの大きいスイングから放たれる打球の速さは群を抜いている。山梨大会で打率.611、5本塁打、13打点を記録した打撃力は伊達ではない。同じく右のスラッガー、龍谷大平安の高橋大樹もスイングの速さ、打球の速さは尋常ではなく、新湊戦で放った本塁打は見事だった。
帝京・石倉嵩也
他にも、準優勝の光星学院の北條史也、田村龍弘の二遊間コンビ。ベスト4の作新学院のエース大谷樹弘、巧打・俊足が光る石井一成。完成度の高さが光った東大阪大柏原の福山純平。強肩強打の九州国際大付の龍 幸之介、俊足好打が光った金沢の中村優作にも注目だ。
ここまでをまとめるとスケール溢れる本格派、完成度の高い投手、打ち辛さを活かした左投手をはじめ、将来楽しみなスラッガー、俊足好打のプレーヤーと個性溢れる選手が多く発見できた大会となった。彼らが順調に伸びて、来夏もまた高校野球を盛り上げる選手に成長してくれることを大いに期待したい。
(文=編集部)