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関東大会2日目はドラフト候補同士の対決、花咲徳栄vs東海大相模の名門校対決など激アツの1日に!!

2021.10.29

 30日から開幕する関東大会。大会2日目はドラフト候補、名門校が一挙に登場する1日となる。

浦和学院(埼玉1位)vs向上(茨城2位)

関東大会2日目はドラフト候補同士の対決、花咲徳栄vs東海大相模の名門校対決など激アツの1日に!! | 高校野球ドットコム
廣田翔馬(向上)、宮城誇南(浦和学院)

 浦和学院は1年秋からのエース・宮城 誇南、正捕手・高山 維月に加え、スラッガー・鍋倉 和弘の飛距離は抜群で、森士前監督からも期待をかけられた逸材。野球センス抜群の金田 優太にも注目だ。

 向上の好捕手・廣田 翔馬は県大会でも長打を連発した。2.00秒前後のスローイングで走者を刺すことができる。エース・佐藤 諒音も130キロ前後の速球、スライダー、カーブを投げ分け、安定した投球が期待できる。巧打堅守の3番・田島 淳平も攻撃のキーマンとなる。

桐生第一(群馬1位)vs土浦日大(茨城3位)

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吉次悠真(土浦日大)、北村流音(桐生第一)

 新チームスタート時からリードすると見られた桐生第一が圧巻の戦いぶりで群馬を制した。エースの北村 流音は145キロ前後の速球を投げ込む右腕。関東大会での投球で評価を高めることができるか。強打の左打者・三塚 琉生も楽しみな大型スラッガーだ。3番・大川 昇馬、4番・提箸 優雅とタレント揃い。その実力を関東大会で発揮できるか。

 土浦日大・プロ注目の吉次 悠真外野手のパワーと技術は圧巻で、準々決勝・霞ヶ浦戦で右中間へ本塁打を放った。打撃よりも魅力的なのが外野守備で、普通の外野手で追いつけない打球も楽々追いつき、その守備力の高さは全国トップクラスだ。

 両チームともドラフト候補が登場するので、スカウト集結の試合となりそうだ。

[page_break:木更津総合(千葉1位)vs帝京三(山梨2位)]

木更津総合(千葉1位)vs帝京三(山梨2位)

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山田隼(木更津総合)、三上大貴(帝京三)

 圧倒的な戦いぶりで千葉を制した木更津総合で注目は、大会新記録の5本塁打をマークした山田 隼。打率.667、5本塁打、16打点と圧巻の好成績を残す。また、1年生スラッガー・水野 岳斗も、逆方向へ飛ばすことができる。エース・越井 颯一郎も140キロ前後の速球は回転数が高く、空振りを奪うことができる。今大会注目の好投手となるだろう。

 準優勝した帝京三の最速139キロ右腕・三上 大寛は、県大会初戦で5回参考ながら完全試合を記録している好右腕。最速135キロ右腕の山﨑 楓也や、野手では堅守巧打のプレーが光るセカンド・中村 将湖、肩の強さとバットコントールが巧みな中橋 慶、力強いバッティングが光る小口 慶大と好選手が揃う。

東海大相模(神奈川1位)vs花咲徳栄(埼玉2位)

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求航太郎(東海大相模)、金子翔柾(花咲徳栄)

 高校野球を代表する名門校同士の対戦が初戦で実現。

 東海大相模は出場校NO.1の投手力が最大の武器になっている。最速142キロの速球と切れのあるスライダーで翻弄する求 航太郎は4番に座り、長打力は抜群だ。さらに庄田 聡史は140キロ近い速球と多彩な変化球で勝負する技巧派右腕で、右スリークォーターから140キロ近い速球とスライダーで翻弄する庄司 裕太と続く3枚看板は、非常に強力だ。貴重な左投手枠は復帰を目指す武井 京太郎か、130キロ中盤の速球、スライダー、チェンジアップで攻める南 琉人(りゅうと)になる。打線は2本塁打の武井や、リストの強さを活かし強肩強打を発揮する遊撃手・百崎 蒼生と、とにかくタレント揃いだ。

 一方、花咲徳栄には前チームから経験している右腕・金子 翔柾がいる。140キロ前後の速球と切れのあるスライダーで翻弄する。中学時代から騒がれてきた遊撃手・山田 慎之介、埼玉大会で打率.556をマークした増田 空も期待の1年生だ。

 とにかく31日は面白いカードばかり。有観客となった関東大会を思う存分、楽しんでいただきたい。また準々決勝から登場する明秀日立については、対戦カードが決まった準々決勝展望からお伝えしたい。

(記事:河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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