第666回 今年は好投手続出の関東大会!中村、細川、古谷、渡邉…多くの投手が持ち味を発揮!2018年05月28日

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【目次】
[1]夏へ向けて手応えを残した健大高崎と日大三
[2]それぞれの強みと課題が見えた強豪たち



左から古谷拓郎(習志野) 渡邉勇太朗(浦和学院) 中村奎太(日大三) 細川拓哉(明秀日立)

 5月19日から開幕した春季関東大会(千葉開催)健大高崎の優勝で幕が閉じた。改めて振り返ると3年生だけではなく、1年生、2年生と逸材が多かった大会だった。3学年でこれほど活躍を見せた大会も珍しい。まずは3年生で活躍を見せた選手たちを紹介したい。

ドラフト候補たちは評判通りの投球

 今大会、高校野球ドットコムで球速を計測して140キロ以上を計測した3年生投手は以下の通り。
145キロ 中村 奎太日大三
143キロ 細川 拓哉明秀学園日立
142キロ 渡邉 勇太朗浦和学院
142キロ 古谷 拓郎習志野
142キロ 草薙 柊太国士舘
142キロ 林 直樹千葉黎明
140キロ 板川 佳矢横浜
140キロ 井田 尚吾国士舘
140キロ 河村 唯人日大三

 中村は完成度の高さを誇る右の本格派右腕。昨秋と比べると140キロを出すことが多くなった。130キロ後半でも回転数が高く、次々と空振りを奪った。習志野戦ではしぶとい打線を相手に7回2失点完投(コールド勝ち)、3回までパーフェクト、7奪三振の快投を見せた。そして変化球の精度も一級品だ。125キロ前後のスライダー、130キロ前後のカットボール、125キロ前後のスプリットボールはストライクが取れて、空振りも取れる。制球力の高さ、冷静なマウンド捌きとさすが名門校のエースと呼ばれる投球であった。

 そして細川 拓哉横浜打線相手に9回一死まで無失点の好投を見せた。細川は1イニングに10球140キロを計測するスピード能力の高さを披露。多くの投手がコンパクトなテークバックで投げていたが、細川はテークバックが大きくダイナミックなフォームで投げる投手であった。常時140キロ台のストレートは威力抜群。また125キロ前後のスライダー、フォークの曲がりは鋭く、左打者相手にもひざ元をつくことができていた。

 二季連続出場を目指す今夏の茨城大会。ライバル・常総学院とは決勝戦まで当たらない。細川は関東大会の経験を糧にどんな投手へ成長するだろうか。

 渡邉 勇太朗は右ひじを痛め、春の県大会ではベンチ外だったが、関東大会の千葉黎明戦で復帰登板。4.1回を投げ、2失点、5奪三振の好投を見せ、最速は142キロを計測。1イニングに、2、3球は140キロを計測するまでに戻っていたが、まだ復活途上の様子。189センチという大型ながら、フォーム技術が高い投手なので、さらに球速・球威が増してくれば、おのずと評価が上がる投手となるだろう。

 渡邉と同じくプロのスカウトから注目を浴びていたのが古谷 拓郎だ。古谷は県大会の時と比べるとピッチングの内容が格段に良くなっていた。作新学院戦では2.2回を投げて、無失点の好リリーフ。続く日大三戦では6回途中からリリーフ。1点を失ったが、ほとんどが140キロ前後を計測。左打者の内角を攻める142キロのストレートは迫力十分で、県大会の時にはない勢いがあった。古谷は120キロ台のスライダーに加え、ストレートとほぼ同じ腕の振りで110キロ台のカーブを投げることができる。タイプ的には岸孝之(東北楽天)を彷彿とさせる投手だ。日大三戦で見せたストレートを中継ぎだけではなく、先発でも投げられるようになると評価はもっと上がりそうだ。


【次のページ】 140キロを計測したサウスポー4人衆

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浦和学院 【高校別データ】
関東学園大附 【高校別データ】
木更津総合 【高校別データ】
健大高崎 【高校別データ】
国士舘 【高校別データ】
作新学院 【高校別データ】
常総学院 【高校別データ】
青藍泰斗 【高校別データ】
専大松戸 【高校別データ】
千葉黎明 【高校別データ】
東海大甲府 【高校別データ】
東海大相模 【高校別データ】
桐光学園 【高校別データ】
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横浜清陵 【高校別データ】
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横浜 【高校別データ】
横浜商大高 【高校別データ】
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  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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