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3会場とも見所満載!逸材続々登場、ビッグカード揃いの関東大会2日目!(最新版)

2018.05.18

3会場とも見所満載!逸材続々登場、ビッグカード揃いの関東大会2日目!(最新版) | 高校野球ドットコム
左から山下航汰(健大高崎)、野尻幸輝(木更津総合)、増田陸(明秀日立)、及川雅貴(横浜)

 19日から開幕する春季関東大会(千葉開催)。二日目で全校が登場し、3会場で8試合が行われるが、3会場とも見どころ満載で、高校野球ファンがワクワクするようなカードばかり。そんな2日目の見どころと注目選手を紹介したい。

浦和学院、木更津総合、横浜が登場する千葉県野球場

■[stadium]千葉県野球場[/stadium]

第1試合 木更津総合(千葉1位)vs国士舘(東京2位) (9:00)

 千葉県トップクラスの強力打線・木更津総合。特に県大会で11打点を記録した強打の捕手・山中稜真(3年)、千葉県ナンバーワンスラッガー・野尻幸輝(3年)の両主砲の打撃に注目だ。

 山中は速球、変化球を対応できるバットコントロールと、得点圏ほど力を発揮する勝負強さがウリだ。

 野尻は常にフルスイングを心掛けるスラッガー。芯で捉えた時の打球の速さ、飛距離はなかなかお目にかかれないレベル。またこの選手は面構えが良く、キャラが立っている。打席に立った時の威圧感は横から見るとより実感できるはずだ。

 対する国士舘は石井崚太(3年)、井田尚吾(3年)、草薙柊太(3年)のサウスポー3人衆で勝負。石井は、左スリークォーターから投じるストレートと横滑りするスライダーを武器にする好左腕。井田は、140キロ近い速球、スライダーと遅いカーブを投げ分け、完成度の高いピッチングを披露。草薙は3人の中で最も速い147キロのストレートを投げ込む。

 投手陣が注目される国士舘だが、都大会で2本塁打を記録している4番門間 大樹(3年)、6番打者ながら長打力、巧打力はクリーンナップとひけをとらない嶋崎優介も注目のショートストップだ。

 木更津総合打線が打ち崩すのか、それとも国士舘の投手陣が抑えるのか。注目の一戦だ。

第2試合 明秀日立(茨城2位)vs 横浜(神奈川1位) 11:30

 明秀日立はプロ注目の大型遊撃手・13702(3年)、二塁手と捕手を兼任するスラッガー・芳賀 大成(3年)の打撃に注目。増田は自慢の遊撃守備でも存在感を示したい。またエース・細川拓哉(3年)は140キロ台の速球、120キロ後半のスライダー、フォークボールの精度も高く、今大会注目の本格派右腕だ。

 対する横浜は今年もタレント集団。高い技術とパワーを兼ね備えた強打の二塁手・横浜斎藤大輝、1年生から活躍する長南有航(3年)、この大会で復活、そして成長を誓う大砲・万波 中正(3年)、強打に磨きがかかった角田 康生(3年)と強打者揃い。投手陣では、先週の熊本で行われた招待試合で、最速150キロをマークした現役高校生最速左腕・及川 雅貴(2年)に注目。自慢のストレートと高速スライダーが、強力・明秀日立打線に通用するのか。最速145キロ左腕・松本隆之介の登板にも期待したい。

第3試合 浦和学院(埼玉1位)vs 千葉黎明(千葉4位) 14:00

 浦和学院は、佐野 涼弥(3年)、渡邉 勇太朗(3年)のプロ注目の投手コンビがケガで戦線離脱し、苦しい戦力状況の中、県大会を制した底力・チーム力は脅威。決勝戦で同点に追いつく本塁打を放ったスラッガー・蛭間拓哉(3年)、前チームから活躍を見せている左の好打者・矢野 壱晟(3年)に期待。県大会同様、継投策で勝負することになりそうだ。その渡邊、佐野は大会直前で復帰し、ベンチ登録となった。復活登板の投球に期待したい。

 千葉黎明は初戦で登板がなかった143キロ右腕の林直樹(3年)の登板の可能性が高い。

■2日目 県野球場 注目選手
山中稜真木更津総合
野尻幸輝 (木更津総合
石井崚太国士舘
井田尚吾国士舘
草薙柊太国士舘
門間 大樹国士舘
嶋崎優介国士舘
13702明秀日立
芳賀 大成明秀日立
細川拓哉明秀日立
横浜斎藤大輝横浜
万波 中正横浜
長南 有航横浜
角田 康生横浜
及川 雅貴横浜
蛭間拓哉浦和学院
矢野 壱晟浦和学院
佐野 涼弥浦和学院
渡邉 勇太朗浦和学院
渡部翔太郎千葉黎明
林直樹千葉黎明

[page_break:ゼットエーに登場する注目選手]

ゼットエーに登場する注目選手

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古谷拓郎(習志野)

■[stadium]ゼットエーボールパーク[/stadium]

第1試合 東海大相模vs花咲徳栄(9:00)

 東海大相模はプロの視線も集めるの大型外野手・森下翔太(3年)に注目だ。昨春の関東大会では大活躍を見せ、評判を高めた。この春の関東大会も評価を上げる大会にしたい。主将・小松勇輝(3年)などレギュラー陣の能力の高さは出場校の中でもトップクラス。投手では斎藤 礼二(3年)、140キロを超える遠藤 成(2年)に注目したい。対する花咲徳栄は強力打線が自慢。本塁打を打った野村佑希井上朋也、4打点を記録した倉持賢太韮澤雄也、140キロを計測した岩崎海斗に注目したい。

 

第2試合 作新学院vs習志野(11:30)

 ともに夏の甲子園優勝経験があり、昭和・平成をリードしてきた名門校が初戦で激突。どちらもブラスバンド(習志野/作新学院)が盛んということもあり、応援合戦も見物といえる。

 作新学院のエース・高山 陽成(3年)は140キロ近い速球を投げ込む本格派。長打力と強肩を売りにする捕手・磯 一輝(3年)にも注目していきたい。

 習志野は緩急自在なピッチングで勝負する140キロ右腕・古谷拓郎(3年)、最速142キロ右腕・飯塚 脩人(2年)の2人に注目。打者では9打点を挙げた強打の外野手・柏木貞治(3年)も県大会に続き勝負強いバッティングを見せていきたい。

第3試合 山梨学院vs日大三(14:00)

 山梨学院はこの春、最速144キロを計測した垣越 建伸(3年)、走攻守三拍子揃った大型外野手・中尾勇介(3年)に注目。対する日大三は投打に大型選手を揃える。迫力ある対決を期待したい。

■2日目 ゼットエーボールパーク 注目選手
森下翔太東海大相模
小松 勇輝 (東海大相模
斎藤 礼二 (東海大相模
遠藤 成東海大相模
野村佑希花咲徳栄
韮澤 雄也花咲徳栄
井上朋也花咲徳栄
倉持賢太花咲徳栄
岩崎海斗花咲徳栄
井田尚吾国士舘
草薙柊太国士舘
門間 大樹国士舘
嶋崎優介国士舘
高山 陽成作新学院
磯 一輝作新学院
古谷拓郎習志野
飯塚 脩人習志野
柏木貞治習志野
垣越 建伸山梨学院
中尾勇介山梨学院
日置航日大三
中村奎太日大三
井上広輝日大三
大塚晃平日大三
廣澤優日大三

[page_break:袖ヶ浦2試合の注目選手]

袖ヶ浦2試合の注目選手

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常総学院のエース・谷田部健太(常総学院)

[stadium]袖ヶ浦市営球場[/stadium]

第1試合 常総学院vs関東学園大附(10:00)

 常総学院は、谷田部 健太(3年)と岡田 幹太(2年)の右腕コンビに注目。谷田部は130キロ後半の速球とスライダーを武器にする本格派。岡田は2年生ながら最速143キロをマークする速球派だ。打線は県大会で4本塁打を放った二瓶那弥(3年)、2年生スラッガー・菊田拡和(2年)など逸材が実に多い。強打野球に転換した常総学院は、関東大会でもその打棒を発揮することができるか。

 対する関東学園大附は二季連続の関東大会出場。並みいる強豪を破り、決勝でも強打の健大高崎を相手に4対5と接戦を演じただけに、侮れない存在だ。キーマンは2番の中里壱成。バットコントロールの良さと俊敏な守備を得意とするショートストップだ。

第2試合 健大高崎vs東海大甲府 12:30

 健大高崎は、青柳博文監督が「ここ何年かのチームの中でも、打撃力は一番いい」と評するように、強打者が数多く揃う。昨夏の群馬大会で5本塁打を放ち、今春の県大会でも本塁打を量産した山下 航汰(3年)が1番に座り、広島スカウト・髙山健一氏の長男・髙山 遼太郎(3年)は強打の三塁手 。また巧打堅守の遊撃手・大越 弘太郎(3年)、俊足が光る外野手・今井 佑輔(3年)など注目野手が多数登場する。

 対する東海大甲府は主砲・小野寺 瑞生(3年)、大型左腕・渡部 雄大(3年)、大型打者・牧内 大斗(3年)、強打の捕手・山本將太(3年)とこちらもタレント揃い。お互い打力があり、投手力に不安がある。打ち合いになる可能性が高い。

■2日目 袖ヶ浦市営球場 注目選手
谷田部 健太常総学院
岡田 幹太常総学院
二瓶那弥 (常総学院
中里壱成関東学園大附
山下 航汰健大高崎
髙山 遼太郎健大高崎
大越 弘太郎健大高崎
今井 佑輔健大高崎
小野寺 瑞生東海大甲府
渡部 雄大東海大甲府
牧内 大斗東海大甲府
山本將太東海大甲府

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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