日本一ハイレベルな春季関東大会が幕開け。強打の花咲徳栄、日大三が登場!
左から野村佑希(花咲徳栄)、林直樹(千葉黎明)、中村奎太(日大三)、今里凌(専大松戸)
ここ3年連続で夏の選手権を制している関東地区。毎年ハイレベルな戦いを繰り広げる関東大会だが、19日開幕の今大会もハイレベルなチームが集結した。そんな今大会の見どころを前編・後編に分けて紹介していきたい。まずは1日目の見どころから。
■[stadium]千葉県野球場[/stadium]
専大松戸は投打ともに戦力が十分。県大会では7打点を記録した3番・昆野海翔(3年)、8打点を記録した4番・今里凌(3年)がキーマン。2人とも県大会では本塁打を放っており、昆野は豪快なフルスイングから広角に長打が打てるショートストップで、肩の強さを生かした遊撃守備も必見。
今里は西川愛也(花咲徳栄‐埼玉西武)と似たタイプの強打者。始動からフォロースルーを完了するまでのスイング軌道は実に美しく、捉えた打球は非常に速い。投手のレベルが上がる関東大会でも一打を見せることができるか。
投手では右サイドから130キロ後半の速球を投げ込む横山 陸人(2年)の速球の切れ味は抜群だ。
花咲徳栄は、大型スラッガー・野村佑希(3年)の打撃に注目。春の県大会までで高校通算50本塁打。関東大会でも大きなアーチを描くことができるか。俊足巧打の遊撃手・韮澤 雄也(2年)、1年生ながらレギュラーを獲得したスラッガー・井上朋也(1年)も注目。奈良・生駒ボーイズ出身の井上は春の県大会で2本塁打。関東大会でもスーパー1年生として大きくアピールできるか?
ともに投打の総合力が高く、複数投手陣を敷くなど、チームカラーは似ている。
日大三(東京1位)vs桐光学園(神奈川2位)(13:30)
日大三は大型遊撃手・日置航(3年)、二刀流・中村奎太(3年)、最速147キロ右腕・井上広輝(2年)と多くの逸材が揃う。日大三は都大会に続き、パワフルな野球を披露したい。
桐光学園は、巧打者・山田陸人(3年)、2年生投手コンビ・富田冬馬(2年)、谷村然(2年)の活躍にも期待がかかる。
強打で圧倒する日大三と緻密な試合運びで勝利をものにする桐光学園。日大三のパワーが上回るか、桐光学園の巧さが勝るか、注目だ。
■ゼットエーボールパーク
千葉黎明(千葉4位)vs青藍泰斗(栃木2位)(12:30)
千葉黎明は130キロ後半の速球を投げ込む渡部翔太郎(3年)、最速143キロを計測する林直樹(3年)の2枚看板は必見。青藍泰斗は県大会の優秀選手に選ばれた益子京右捕手(3年)、大塚璃音遊撃手(3年)、本格派右腕・海老原優輝(3年)、左腕・高久立樹也(3年)の活躍に注目だ。
■初日の注目選手
・昆野海翔(専大松戸)
・今里凌 (専大松戸)
・横山陸人(専大松戸)
・野村佑希(花咲徳栄)
・韮澤 雄也(花咲徳栄)
・井上朋也(花咲徳栄)
・日置航(日大三)
・中村奎太(日大三)
・井上広輝(日大三)
・山田陸人(桐光学園)
・富田冬馬(桐光学園)
・谷村然(桐光学園)
・渡部翔太郎(千葉黎明)
・林直樹(千葉黎明)
・益子京右(青藍泰斗)
・大塚璃音(青藍泰斗)
・海老原優輝(青藍泰斗)
・高久立樹也(青藍泰斗)