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明日開幕の神奈川大会!秋の4強を追う横浜、日大藤沢などの強豪たち

2018.04.06


左から中野雅大(鎌倉学園)斎藤礼二(東海大相模)生井惇己(慶応義塾)谷村然(桐光学園)

 4月7日から春季神奈川県大会(平成30年度神奈川県高等学校野球春季県大会)が開幕する。5月19日に開幕する春季関東大会(千葉開催)に進める学校は決勝進出の2校。上位進出の可能性を持った学校はどこなのか?各ブロックから注目校、見所を紹介したい。

慶應義塾、桐光学園の秋季関東大会出場校が同ブロック

 選抜出場の慶應義塾は3回戦から登場で、1回勝てば、夏のシード確定という組み合わせとなっている。エース・生井 惇己は選抜の彦根東戦で好投をつけてきた。夏へ向けて生井以外の投手陣の底上げ、打線の底上げが課題となるだろう。自分たちのテーマを遂行する中で、関東を目指していきたい、同ブロックには県立相模原、神奈川白山など実力を持った公立校が登場する。また、隣のブロックには桐光学園も登場する。

 桐光学園は、川崎工科鶴見大附の勝者と対戦する。今年の桐光学園はリトル松井裕樹こと左腕・冨田 冬馬、速球派右腕・谷村然の2年生コンビに注目。主将・山田陸人は高い打撃技術と堅実な三塁守備が光る好三塁手。投打ともにハイレベルな野球を発揮し、二季連続の関東大会を狙う。その桐光学園と同ブロックで注目なのは、同じ川崎地区の法政二となるだろう。

東海大相模のブロックには私立、公立問わず強豪校が揃う

選抜4強の東海大相模も3回戦から登場。選抜で魅せた総合力の高さは県内随一。慶応義塾と同じく夏の大会へ向けて多くの選手を起用しながら、競争していくことが予想される。同ブロックには川崎地区の実力公立校・大師砂川大輔赤城昂太郎の二遊間が注目の向上橘学苑武相など強豪校がひしめく。

 昨夏4強の日大高は、光明相模原中大横浜の勝者と対戦。日大高はエース・北野 秀造の成長に期待。同ブロックには桐蔭学園横浜商大高など実力校が揃う。

東海大相模のブロックには私立、公立問わず強豪校が揃う

 横浜旭丘平塚湘風の勝者と対戦。スラッガー・万波 中正長南 有航を軸とした打線の破壊力は県内ナンバーワンで、さらには投手陣も速球派左腕・及川 雅貴など能力が高い投手を揃える。あとは接戦になったとき、劣勢になったとき、団結して跳ね返すほどの粘り強さが出てくるか。同ブロックには三浦学苑藤沢翔陵横浜創学館がおり、勝ち抜くのは楽なブロックではない。横浜がどんな戦い方を見せるのか、注目していきたい。

 最速148キロ左腕・矢澤 宏太擁する藤嶺藤沢は慶応藤沢と柏陽の勝者と対戦。初戦で戸塚と対戦する日大藤沢は、好左腕・新村 太郎など投手力の高さがウリ。今年3月から元プロ野球選手の山本昌氏が臨時コーチに就任しており、投手陣がどんな成長を見せているのかに注目したい。

 昨秋8強の磯子は、横浜緑ケ丘逗葉の勝者と対戦。秋に続き、快進撃を見せたい。

 昨秋4強の鎌倉学園は、鶴嶺と神奈川松陽の勝者と対戦。今年の鎌倉学園は上位下位と切れ目ない強力打線が特徴。130キロ台後半の速球を投げ込む本格派右腕・小島 和也も一冬越えて、どれだけパワーアップしているのか、注目が集まる。同ブロックでは横浜商相洋立花学園の戦いにも注目していきたい。

 強打と強力な投手陣を揃える横浜隼人は、深沢平塚江南の勝者と対戦。平塚江南は1年時から話題だったエース・富田歩が最終学年を迎える。今大会では昨年よりも成長した姿を見せることができるか。同ブロックでは昨春4強の星槎国際湘南がこの春も上位進出を狙う。

 

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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