【8日目見所】明徳義塾vs日本航空石川の一戦に注目!ベスト8進出を決めるのは?
谷合悠斗(明徳義塾)
3月23日から開幕した[stadium]甲子園球場[/stadium]で、第90回記念選抜高等学校野球大会。大会8日目に突入。3回戦3試合の見所を紹介したい。
初戦10得点で勝ち上がった日本航空石川と逆転サヨナラ3ランで勝ち上がった明徳義塾の一戦。ともに打線に力があるが、日本航空石川は継投策で勝ち上がってきたのに対し、明徳義塾はエース・市川悠太1人。サイドスローから140キロ中盤をたたき出す市川の能力は素晴らしいが、前回の試合では後半につかまったようにイニングごとに波を小さくしたい。日本航空石川は出来るだけ球数を投げさせてスタミナを消耗させながら、後半勝負に仕掛けていきたい。
試合展開は、市川の出来次第で、打撃戦になる可能性がある。前半・後半、両校がどんな戦いをするのか、注目だ。
國學院栃木vs智弁和歌山
これまで継投策で勝ちあがった國學院栃木。この試合も強打の智辯和歌山打線に対するが、多少の失点は覚悟。國學院栃木が勝利するには、智辯和歌山投手陣を攻略し、打ち勝つ試合展開となるだろう。智辯和歌山は初戦で[team]富山商[/team]の好投手・澤田の前に苦しんだが、この試合では強打が期待できそう。初戦、無安打に終わったスラッガー・林晃汰がどのように修正するのか、注目だ。
智辯学園は初戦で昨秋に比べ、投手力、打撃力も向上した姿を証明。左腕エース・伊原が試合を作り、強打、小技を駆使して得点を加点していきたい。対する創成館は初戦で145キロ右腕・鶴田克樹を攻略し、課題だった打撃もレベルアップを見せている。ポイントは投手起用。エースの川原陸が続けて先発か。本格派左腕・七俵陸が先発するのか、投手起用に注目が集まる。お互いディフェンス力が高く、ハイレベルな接戦が期待できそうだ。