Column

今年の21世紀枠推薦校の注目選手は門馬、佐藤、岡林など好投手がズラリと揃う!

2017.12.16


岡林 倖生

 12月15日、第90回記念選抜高等学校野球大会の21世紀枠推薦校9校が発表された。今回、発表された学校は以下の通り。
・北海道:函館工 北海道大会ベスト8
・東北:由利工(秋田) 東北大会ベスト8
・関東:藤岡中央(群馬) 県大会ベスト4
・東海:大垣西(岐阜) 東海大会ベスト8
・北信越;金津(福井) 北信越大会1回戦
・近畿:膳所(滋賀)  県大会ベスト8
・中国:下関西(山口) 中国大会1回戦
・四国:高知追手前(高知) 四国大会1回戦
・九州:伊万里(佐賀) 九州大会2回戦
9校の中から注目選手を紹介すると、好投手が多いことだ。速球派では、最速142キロ右腕・佐藤亜蓮由利工)が注目だろう。まだ体が出来上がっていないが、体幹、全体的な筋力アップが実現し、フォーム技術が高まると、さらに球速アップが期待できる投手だ。そして9校の中で実力ナンバーワン右腕として注目される藤岡中央門馬 亮は、連勝を続ける前橋育英を破る快投、さらに準決勝の関学大附戦で11回20奪三振を記録。最速143キロのストレートと切れ味抜群のスライダーをウリにする投手だ。

 そして高知追手前のエース・岡林 倖生は、四国大会初戦の大手前高松戦で13回3分の2、238球を投げ切る熱投。惜しくも試合には敗れたが、169センチ63キロと小柄な体型だが、最速137キロのストレートは回転数が高く、さらにスライダー、チェンジアップを効率的に投げ込むクレバーさを感じさせる投球術、何より強靭なスタミナと投手として大事なものが備わった投手だ。

 スタンドや試合開始・終了時の挨拶は常に90度。四球を得てもバットはそっと地に置くか、次打者・バット引きに託す。もちろん全力疾走は絶対に欠かさないチームカラーを持つ高知追手前の大黒柱としてさらなる成長を見せたい。

 また下関西吉田有輝も168センチと小柄ながらダイナミックな投球フォームから威力抜群の速球、スライダーを武器にする投手だ。

(文=編集部


注目記事
2017年秋季大会 特設ページ

このペ-ジのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.27

【福岡】飯塚、鞍手、北筑などがベスト16入り<春季大会の結果>

2024.03.26

【センバツ】26日は天候不良のため2試合実施。27日は2回戦4試合実施

2024.03.26

【ボーイズリーグ】春の全国大会開幕! 福岡志免ボーイズはジャイアンツカップスタメン4人の経験値がウリ

2024.03.27

青森山田がミラクルサヨナラ劇で初8強、広陵・髙尾が力尽きる

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.22

報徳学園が延長10回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち、愛工大名電・伊東の粘投も報われず

2024.03.25

異例の「社会人野球→大学野球」を選んだ富士大の強打者・高山遼太郎 教員志望も「野球をやっているうちはプロを狙う!」父は広島スカウト

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.02.26

ポニーリーグの球春告げる関東大会が開幕! HARTY氏の大熱唱で協会創立50周年が華々しくスタート! 「まさにプロ野球さながら」

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.02.26

北陸の雄・金沢学院大学の新入生の経歴がすごい!U-18代表一次候補右腕、甲子園ベスト4の主将、甲子園ベスト8捕手などが入部!