【侍ジャパンU-18展望】オーストラリア戦!巧打者揃いのオーストラリア打線を抑えることができるか?
巧打者揃うオーストラリア打線を抑えることができるか?
第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップスーパーラウンド1日目。日本は現地時間9;30よりオーストラリアと対戦する。今回はオーストラリア戦の見どころを紹介していきたい。
投手は単調な配球にならずにピッチングができるか?
Aグループは激戦となり、アジアの強豪国で、CPBLからの指名者や強豪大学で続ける選手が多くいる台湾がスーパーラウンド進出できない波乱となった。そこで勝ち上がってきたのがオーストラリアである。ではオーストラリアはいったいどんな選手がいるのか。チーム打率.253と一見高くないようにみえるが、2番を打つアンダーソン(ANDERSON-VINE )はチームトップの打率.467を残しており、5番を打つリクソン(WINGROVE-Rixon)は、1本塁打5打点、打率.357と勝負強く、長打力もあり、要警戒打者だろう。全体的に振れてコンタクト能力が高い打者が多く、小枝監督が話すように、単調な投球にならないようにしたいところだ。
オーストラリアのチーム防御率は3.15と安定しており、点を取るのは望むのは難しそうだが、上位打線を中心に当たりを見せれば、5~6得点は期待できる。軸となるのは藤原恭大、打率5割の小園海斗の2年生コンビがチャンスメイクに徹し、主軸である清宮幸太郎、安田尚憲の2人が勝負強い打撃を見せるのか。ここまで当たりがなかった増田珠、中村奨成の打撃も鍵となる。スーパーラウンドでは投打ともに高い内容が求められる。オープニングラウンドから成長した姿をこの舞台で発揮してほしい。
(文・河嶋 宗一)
注目記事
・第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ 特設サイト