第584回 ミレニアム世代の野手は逸材揃い!甲子園でブレイクした強打者・巧打者を一挙紹介!2017年09月01日

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左から田中幹也(東海大菅生)、野村佑希(花咲徳栄)、藤原恭大(大阪桐蔭)

 ミレニアム世代特集2回目。今回は野手編について紹介するが、悔しい結果に終わった投手たちよりも野手は結果を残すことができた選手が実に多かった。そんなミレニアム世代の野手たちを紹介していきたい。

躍動したミレニアム世代野手を紹介!

 まずミレニアム世代のスラッガーで一番注目したいのが野村 佑希花咲徳栄)だ。埼玉大会ではノーアーチだったが、日本航空石川戦で甘く入ったスライダーを逃さず本塁打にすると、続く準々決勝盛岡大附戦でも本塁打を放ち、スラッガーとして才能を開花させようとしている。

 打率も5割以上の成績を残し、コンタクト能力の高さを証明した。また野村は投手としても140キロ前後を計測する右腕でもある。来季は4番エースの活躍が期待できるかもしれない。ただプロを意識するのならば、投手・一塁以外で守れるポジションを模索していきたいところだ。

 またベスト4入りした東海大菅生は二人の2年生に注目だ。まずは一塁手の片山 昂星。この夏から4番に座ったが、西東京大会、甲子園でも5割の高打率を残した。強烈だったのは、青森山田戦の本塁打である。腰の開きをギリギリまで我慢させ、豪快に打ち込んだ当たりは見事だった。一塁守備の守備力は高いが、将来のことを考えると、一塁以外のポジションを守れるようになるといいだろう。そして遊撃手の田中 幹也はとてつもない守備力を持った遊撃手だ。三遊間の深い位置から追いつく守備範囲の広さだけではなく、そこからジャンピングスローで、ダイレクトスローできる肩と体の強さ。165センチの遊撃手で、これほどのパフォーマンスができる遊撃手はそんなにいない。足も速いだけに、あとは打撃面でどこまで引き上げることができるか。なかなかいないスピード型の遊撃手だけに、NPB球団が青田買いしたいと思わせるようなパフォーマンスを見せていきたい。

 ベスト4入りした天理太田 椋は期待の大型遊撃手。坂本 勇人を意識したフォームで捉えた時の打球は圧巻だが、まだミスショットが多く、打撃面で課題が多い。守備は181センチの長身ながら、動きが実に軽快。打撃も、守備も、技術面を深く追求しながら、レベルアップを目指してほしい。

 明豊浜田 太貴も面白い。甲子園3試合で打率6割。腰を一気に捻りながら振り回すスイングは超高校級で、打球の速さ、飛距離は今年、ドラフト候補に挙がる野手と比較しても遜色ない。あとは守備・走塁で付加価値が出て、さらに来年以降も全国舞台での実績を積み重ねていけば、高卒プロ入りもあり得る選手ではないだろうか。

 また智辯和歌山林 晃汰の長打力も必見だ。興南戦では左中間へ特大の本塁打。スイングも鋭く、押し込みも強く、まさにスラッガーというべき選手であった。

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太田 椋(天理) 【選手名鑑】
田中 幹也(東海大菅生) 【選手名鑑】
谷口 嘉紀(神戸国際大附) 【選手名鑑】
中澤 樹希也(青森山田) 【選手名鑑】
野村 佑希(花咲徳栄) 【選手名鑑】
浜田 太貴(明豊) 【選手名鑑】
林 晃汰(智辯和歌山) 【選手名鑑】
山田 健太(松江商) 【選手名鑑】
山田 健太(大阪桐蔭) 【選手名鑑】

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河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
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